2021年5月4日 No.1348

御在所岳藤内壁岩トレ 鈴鹿山系 Page1

【行程】


裏道登山口〜藤内小屋〜藤内沢出合〜藤内壁(一の壁)〜前尾根P7〜P6〜藤内沢出合〜藤内小屋〜裏道登山口
撮影機材 GoPro7

YouTubeバージョンはこちらですhttps://youtu.be/PwWjBBRNfJQ

【概要】

鬼ヶ牙で登攀や登攀システム、ギアの使い方などの練習を重ねてきた。これだけやれば大丈夫ということはないが、実践を積まないことには基礎も定着しないので、今回から御在所の藤内壁に入ることにした。昨日から入りたかったが、換気に流入による低温と強風で3日は標高に低い鬼ヶ牙で、そして4日に藤内壁に入った。まずは一の壁に入った。前尾根は行列になっていた。位置の壁のすでに2人パーティーが入っていた。2ルートを使っていたので我々は3ルートから始めた。昼過ぎに前尾根の行列がなくなったので温かい前尾根に移動した。

一の壁

藤内で最も人気の高いエリアだが、この日は前尾根の方が賑わっていた。総合的に練習したいので、前半は一の壁でフェスクライミング、後半は前尾根でクラックの体験をすることにした。朝、一の壁に入ると、2人パーティーが1,2ルートをやっていたので、3ルートから始めることにした。初級のお二人は長いピッチと高度感に戸惑い気味だった。
北谷から見上げる藤内壁
3ルート

3ルート

書籍、日本100岩場ではグレードがⅣ+でステップアップへの登竜門、と解説されている。確かに、所見の人がいきなりこのルートをやったので、ちょっとメンタル的にきつかったかもしれない。何度も通っているとkのエリアのおもしろさがわかってくるのだが。天気はいいが朝は気温が低く、岩が冷たくて、終了間際には指先が冷えてしびれてきた。
3ルート終了点
久しぶりの位置の壁だが、やはり高度感がある
ビレイしながらのトラバース練習
懸垂下降

右ルート

3ルートがなんとか登れたので、右ルートにグレードアップ。グレードはⅤで、核心は中間部のフェイスと最後のフェイスで、斜めのクラックで足をどう使うかだが、Mくんはここで大苦戦。ここを突破するのに20分ほどかかった。これは次回の課題にしておこう。やってみると課題は出てくるもので、次回の目標にもなる。


まだまだ、岩が冷たい。太陽高度がもう少し上がってくるとこのエリアにも日が入るので登りやすくなる。たかが2本だが、二人ともメンタル面で疲労していたので、気分転換に前尾根に行くことにした。ちょうど最後のパーティーがスタートしたところだった。
右ルートリード
右ルート