2021年4月25日 No.1344

鬼ヶ牙でクライミング 鈴鹿山系 Page1

【行程】

鈴鹿 石水渓谷 鬼ヶ牙の岩場
撮影機材 GoPro7

YouTubeバージョンはこちらですhttps://youtu.be/B2W8sDWx3NI

【概要】

入門者2人と初級1人を二人でレクチャー。方法を色々説明しても駄目なので、重要なのは2つで、1つ目は絶対に落ちるな、2つ目は手段を選ばずに登れ(つかめるものは何でもつかめ)。できることを何度やっても身につかない。いきなりジャンプ課題。ジャンプ課題で基礎基本の意味がわかる。ロープの結びたか、セルフビレイ、懸垂の方法、ヌンチャクの使い方などが身についたと思う。

鬼ヶ牙の岩場

大半がスラブ系で登攀おのも白さはいまいちだが、傾斜もゆるく入門には良い岩場は。なにより、アプローチが数分であることが魅力。まずは中央のスラブで基本練習。ロープの結び方、最低限必要なギアの使い方などを簡単に説明するが、実体験してみないと道具の意味もわからない。リードのビレイの仕方はうさぎに任せる。Hさんはこれで3回目なのでリードの練習。先週、御在所の前尾根を全ピッチ登りマルチピッチの練習した。体育系なので大丈夫だろう。
石水渓谷
写真撮ってもらいました、レクチャー、登攀、撮影全部一人でやるので忙しい
林道の新緑もきれいだった
レベルの違う3人をどう教えるかが私の課題
リードの練習
懸垂の復習
ロープの結び方
アオダモの白い花が満開だ
初級者にありがちな手袋
手袋をしていては登れないことがわかってくる

3人がレベルが違う

3人のレベルが違う。どうするか、一般的には、基礎から応用に進むと考えがちだが、実はそうではない。こういう時は一番上に合わせたほうがよい。この学習理論については他の機会で説明する。人の発達はジャンプ課題が与えられたときに実現する。できることを何度やっても上達しない。基礎基本は、詳しく説明しても意味がわからなければ単なる記憶にとどまり、すぐに忘れてしまう。基礎基本を活用し意味が分かれば身につく。

ロープの結び方など

しかし必要最低限の操作は教える必要がある。ロープの結び方、基本的なギア操作など、知らなければ何もできないし危険だ。クライミングは二人がロープでつながっていること。そして絶対落ちないためのセルフビレイ。1本目はこれをやってみる。そして次は懸垂下降。これが最も事故がおおいので、全て私が確認してやってもらった。これは完全に身につくまでは信用しない。お互いが常に確認することを徹底していきたい。
懸垂下降
懸垂のミスはあってはならない、お互いにチェック