2021年4月22日 No.1343

鎌尾根 鈴鹿山系 Page1

【行程】

宮妻林道ゲート7:50〜不動滝〜水沢峠登山口8:55〜水沢峠10:10〜水沢岳11:00〜キノコ岩11:20〜衝立岩12:20〜雲母分岐13:25〜カズラ谷分岐13:45〜水場14:15〜カズラ滝14:40〜林道ゲート15:00 7h 8.3km +1250m *野鳥と花の撮影タイムを含みます。
撮影機材 OLYMPUS EM1mark3 M.ZUIKO ED100-400 EM2mark2 ED12-100mm GoPro7

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【概要】

分県登山ガイド「三重県の山」のルートチェックと季節感を出した山岳風景撮影で、紹介しているルートを歩いた。稜線の新緑にはまだいが、アカヤシオは見頃だった。野鳥は、オオルリが谷筋から稜線にかけてさえずりが聞こえた。アカゲラ、アオゲラにも出会うことができた。ツツドリも鳴きだしていた。ツツドリも夏鳥で、同じカッコウ科のカッコウ、ホトトギスももうすぐ鳴き声が聞かれそうだ。このルートは三重県の山ではタフなルートだ。

宮妻林道

平日の平常時なら登山者はいない山域だが、コロナ禍で低山人気ということもあって、中高年ならともかく、若い人の入山も目立った。コロナ禍を機会に登山を始める人も多いようだ。新緑の風景、春の花、野鳥など、どれも撮影できればいいが、稜線の新緑はまだ早いので、アカヤシオとタムシバを撮れば良し。野鳥に関しては期待は膨らむが、僅かなチャンスをものにできるかがキーポイントだ。ゲートの前に車を停めあるき出した。新緑が眩しかった。
伊勢谷の新緑
お隣さんの国の飛行機が飛んできた
水沢岳
不動滝

水沢峠登山口

林道をあるき始めると早速、オオルリのさえずりが聞こえていた。この時期はまだ潜んで鳴いているので姿を見せない。久しぶりに不動滝に立ち寄ることにした。水量が豊かできれいな滝だ。

このルートは水沢(山麓の村の地名で四日市市)から甲賀の大河原へ越えるルートで、かつては近江商人などにより盛んに利用された間道だったようだ。しかし、峠の直下の尺五の谷あたりは険路だ。いくつか沢を横切るが、同標がしっかりと整備されていた。沢に迷い込んでしまうこともないだろう。このルート、どんどん荒廃が進んでいたが、これで復活した。
ヤマザクラ
ヤマガラ
コガラ
尺五の谷付近
水沢峠
タムシバ
フモトスミレ

水沢峠

登山口から水沢峠までの区間は、尺五の谷以外は歩きやすい。尺五の谷付近だけが険しい。がれた谷は悪いので、右岸から巻いている。巻道も滑落注意だ。整備され以前よりあるきやすくなった。

峠の手前で日当たりが良くなり、ヤマルリソウ、タチツボスミレ、フモトスミレなどの花が見られた。展望も開け登って来たことが実感できる。昨年、元越谷の帰りに峠から大河原に下ったことを思いだした。峠からは鈴鹿主稜線を北進する。水沢岳までは急登だ。ハルリンドウがところどころ咲いていて、ヒガラが元気に飛び交っていた。花つきのいいタムシバがあった。
ヒガラ
ヒガラ
ニシキゴロモ
ハルリンドウ
タムシバ