2021年4月19日 No.1341

御池岳 鈴鹿山系 Page1

カタクリ峠〜奥ノ平

バイケイソウの丈が伸びてきた。もう少しすると足の踏み場もないくらいになるだろう。先週は咲き残っていたフクジュソウも花が落ちていた。標高が1200mでニリンソウが花がちらほら開き出した。ヤマネコノメソウが見頃だ。雨の後なので斜面がよく滑った。上は風が強そうだったので、テーブルランドに上る前に昼食にした。野鳥はアカゲラ、ヒガラが活発だがなかなか撮影ができなかった。
アカゲラ

奥ノ平

ボタンブチを見下ろすと登山者が一人いた。風は少しあるが青空が広がり、重なる山を背景に映になる光景が撮影できた。オオイタヤメイゲツ林が山頂へと続いている。樹高はそれほど高くないので深い森にいるような圧迫感はない。苔むした石灰岩とこのオオイタヤメイゲツ林が独特の景観を作り出している。ニリンソウ、ヤマネコノメソウがちらほら咲き始めていた。他には目立つ花はあまりない。

御池岳〜カタクリ峠

少し気温が上がってきたので、野鳥たちに期待しながら下山した。この山域はアカゲラが多い。鳴き声を聞くたびに立ち止まり撮影のチャンスを伺うが、姿を捉えるのは難しい。姿を捉えても撮影できるとは限らない。一度チャンスが有ったが、わずかなさで撮れなかった。野鳥撮影には超望遠レンズを持参している。800mmは画角が狭いので、一発で鳥を捕らえるのは難しい。なので、200mmで野鳥を補足し800mmに伸ばす。オートフォーカスでピントを合わせ、シャッターを切る。この操作を瞬時にやらないとものにできない。アカゲラはとまって木をつつくので比較的時間にゆとりがあるが、この日は2回のチャンスがあったが、いずれも失敗した。
奥ノ平
テーブルランド
ヤマネコノメソウ
ニリンソウ

県境縦走路

御池岳は滋賀県の山だが、三重県側からよく登られるので、分県登山ガイド「三重県の山」に含めている。県境縦走路から山頂までは近い。真の谷も雰囲気のいい谷だ。苔むした岩場でシマリスをよく見かける。かれこれ30年も御池岳に通っているが、何度見ても飽きのこない景観だ。シマリスも探そうとするとなかなか出てきてくれない。明るい日差しが出てきたので、あちらこちらでカタクリの花が開い始めていた。

コグルミ谷

朝は花が開いていなかったが、下山時にはキクザキイチゲ、ミヤマカタバミ、ニリンソウの花が開いていたので撮影しながらくだった。今季初めてアオバトの鳴き声を聞いた。季節は進んでいる。
カタクリ
キクザキイチゲ
コグルミ谷
ニリンソウ