2021年3月18日 No.1333
島津の山 木津呂眺望 Page1
【行程】
島津の河原11:25〜12:45木津呂絶景スポット13:10〜河原の駐車地
撮影機材 OLYMPUSE-M1mark3 M.ZUIKO ED 12-100mm
YouTubeバージョンはこちらですhttps://youtu.be/GsJbWZP79NY
【概要】
山頂を目指す登山ではなく、絶景を見るための登山なので目指す山名はなく、地名をとって島津の山とした。絶景は木津呂の集落の俯瞰になる。行政的には木津呂が三重県熊野市で登る山は和歌山県だ。三重と奈良の県境に和歌山県の飛び地があると珍しい地域で、それだけでも話題性がある。もちろん自然は豊かで山も川も素晴らしい。
木津呂の集落
木津呂の集落は北山川が大きく蛇行したところにある。大台ケ原が源流の北山川は深く谷を刻んだ清流で、木津呂の少し上流の瀞峡は名勝地で知られる。この木津呂の集落を俯瞰的に眺望するには和歌山県の飛び地になっている島津の山に登る必要がある。山頂に山名はなさそうだが、三等三角点が設置されている。点名は「大洞」(だいどう)で、埋標が明治36年8月4日となっている。三角点の設置されるところは地形的に周囲に展望があるところだが、標高が394.9mと低く目立たないので登山の対象にはなっていなかったようだ。近くに標高が801mの一族山、907mの子ノ泊山があり、これらは登山対象の山として知られる。



登山道
地元の方が整備された登山道。私設の島津観光協会として活動されている。ガイドツアーもあるそうだ。登山口は島津集落のある河原で車で入れるがスタックに注意したい。集落からは筏道という作業道というか昔の生活の道があり踏み跡もしっかりとしている。こちらの集落から尾根の鞍を越えて木津呂側の河原に降りる道だ。鞍部から尾根道にそって登っていく。多少のアップダウンがあるが約1時間20分で標高が336mの展望スポットに到着する。さらに進むと三角点「大洞」394.9mに到着する。


豊かな自然自然
植林の尾根だが美しく自然が豊かだ。ほとんどがヒノキで、林床にはウラジロやコシダなどのシダが繁茂している。人工林だが美しい。尾根筋にはアセビ、ウバメガシなどの常緑樹で点在し、所々でミツバツツジがきれいな花を咲かせていた。野鳥もシジュウカラ、ヤマガラ、うぐいす、コゲラ、それから夏鳥のオオルリのさえずりが聞こえた。


