2020年10月14日15日 No.1304

白山(両白山地)  Page1

【行程・登山者】

【10月14日】
別当出合8:40〜観光新道〜12:40殿ヶ池避難小屋12:50〜14:00黒ボコ岩14:10〜14:40白山室堂15:00〜15:40白山御前峰16:10〜白山室堂16:40
最高点2702mSRTM+標高1600m-350m 8h
【10月15日】
白山室堂2450m5:25〜5:55白山御前峰2702m6:40〜7:15白山室堂8:00〜8:15黒ボコ岩2325m8:30〜9:30甚之助避難小屋1970m9:40〜10:55中飯場11:10〜別当出合11:55 【登山者】うさぎ、隊長
【撮影機材】OLYMPUS E-M1Ⅱ M.ZUIKO 12-100mm、PanaLeica 8-18mm GoPro7

【概要】

白山は毎年、夏の花か秋の紅葉の時期に訪れる山だ。今回の白山登山は記録を見ると、20回目らしい。中部地区の山でアプローチも良く、花の名山であるし、植生も豊かで紅葉がいいので、白山登山が恒例になっている。紅葉の時期は平瀬から日帰りする事が多かったが、今年は林道の開通が遅れたので、久しぶりに別当から登ることにした。紅葉の撮影がメインだが、小屋がまだ営業していたので1泊し、朝夕と星景の撮影を楽しんだ。
YouTube動画 → https://youtu.be/wk814RkLJMA

観光新道

紅葉の時期はいつも、岐阜県側の平瀬道から登っていたが林道の開通が17日からなので通行できない。白山は日帰りが多かったが、朝夕と星景の撮影がしたかったので白山室堂に宿泊する事にした。小屋締めは15日だそうで、この日も朝からヘリが何度も往復し荷物を降ろす作業をしていた。観光新道を登り始めると紅葉が見頃になっていた。すでに1500m付近で見頃になっていた。
コハウチワカエデ
リンドウ

出発が9時前になったので登山口の別当出合は閑散としていた 。登山届は義務化されたようで、コロナの注意と罰則規定が立て看板に書かれていた。登山者の多くは砂防新道を利用するようで、観光新道は人が少ない。

いきなりの急登りから始まるので敬遠されがちだが、別の見方をすると一気に高度が稼げ、展望がいいということになる。垂直の植生の変化も面白い。紅葉は、コハウチワカエデ、ミネカエデ、ウリハダカエデ、イタヤカエデなどのカエデ科、コシアブラ、ダケカンバ、ブナ、オオカメノキ、ハリギリ、ナナカマド、ドウダンなどで、色の変化も多彩だ。
 
ミネカエデ
ミネカエデ

急登が終わり尾根に上がると、林床にイブキザサ緑色、ダケカンバの黄色と白っぽい樹皮、ナナカマド、オオカメノキ、コミネカエデの赤色が織りなす造形は見ていると飽きない。一つ一つのパーツが美しいので全体を見失いがちだ。

出発時間は遅かったが、この日は、室堂までの行程なので急ぐこともなく、写真と映像の撮影をしながらマイペースで登った。午後からはガスぎみで、撮影の待ち時間が多くなった。