2020年9月14日〜16日 No.1300

北鎌尾根(北アルプス)  Page1

【行程・登山者】

【9月14日】
自宅4:00〜沢渡8:20〜上高地バスターミナル8:50〜明神9:45〜10:40徳沢11:05〜12:00横尾12:15〜槍沢ロッジ15:00
【9月15日】
槍沢ロッジ3:55〜槍沢大曲5:05〜水俣乗越2500m 
6:30〜北鎌沢出合1850m8:30〜左俣で水汲み〜12:20北鎌のコル2500m12:35〜天狗の腰掛け〜独標2899m16:20〜ビバーク16:55
【9月18日】
ビバーク5:00〜北鎌平7:40〜9:20槍ヶ岳9:40〜槍ヶ岳山荘10:00〜天狗原分岐11:40〜12:15槍沢大曲12:25〜槍沢ロッジ13:15〜14:40横尾14:55〜16:00徳沢16:15〜明神17:00〜上高地バスターミナル18:00
【登山者】ゆうさん、隊長
【撮影機材】OLYMPUS E-M5Ⅲ Lumix vario 12-60mm、GoPro7

【概要】

北鎌尾根は8年ぶりだった。今回は、北鎌尾根での星景写真が撮りたかったので、これに合わせてプランを作成した。このルートは悪天候時の逃げ場がないので、天気予報を見ながら3度延期し、青天を狙いピンポイントで登山日を決めた。前回はガスと雨に苦しめられたが、今回はベストなコンディションで北鎌の岩稜を満喫できた。荷物の軽量化で、一泊と山小屋にしたのだが、二日目の負担が大きくて、北鎌尾根のハードさを改めて思い知らされた。独標のひとつ南のピークでビバークし、このロケーションでしか見れない風景が撮影できたのが嬉しかった。
YouTube動画 → https://youtu.be/-wc8MDJc0xI

上高地

シーズンの賑わいはなかった。例年なら、外国人であふれて居る上高地だが、今年はひっそりとしていた。いつもと変わらない風景が出迎えてくれた。60年描き続ける上高地の老齢の画家が、この風景は日本一だと言う。私もそう思う。今年は来ることは内だろうと思っていたが、諸条件が整いチャンスが到来した。沢渡からタクシーで上高地に入り9時前に出発した。
上高地
明神岳

徳沢

 からっとした空気で透明度が増し山が輝いて見えた。荷を軽くするために、食料はなるべく現地調達した。また、初日の宿泊には槍沢ロッジを使った。これで、夕食と朝食の荷物を減らせる。徳沢では、手作りカレーを昼食にした。上高地から横尾までは10kmと長い行程だが、行きは明日の北鎌尾根への期待感があり揚々だ。歩道から見上げる明神と前穂が登高意欲をそそっていた。
徳沢手作りカレー
明神と前穂

横尾
キツリフネ
苔むした岩
ヤマハハコ

槍沢ロッジ

横尾から先は久しぶりだった。歩いているうちに徐々に記憶が蘇ってきた。河原のようだった梓川も横尾から槍沢になり谷が狭くなり美しい渓流になる。今日は急ぐ行程でもないので、一ノ俣、二ノ俣で休憩を挟むごとに徐々に体が馴染んでいった。
15時過ぎにロッジに到着した。ここは何度か通過しているが、宿泊は初めてだった。消毒液、体温計、マスクは持参との事だったが、体温計は使わなかったし、消毒液は完備されていた。部屋は8畳くらいの部屋に4人と密にならないようになっていた。夕食は唐揚げで、自家製のネギたれが美味しかった。18時に夕食をすませ、明日に備え横になった。
槍沢
剱沢ロッジ
3階の部屋