■白山(両白山地)2018年6月24日25日 No.1153 |
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| 1日目 | 1日目の花のページ | 2日目その1 | 2日目その2 | 油坂の頭〜御舎利山 稜線に咲く高山植物 稜線は誰も歩いていなかった。別山が近づくにつれ、花が多くなってきた。草付きの残雪の淵で咲き始めていた。雪解けが進めばそれを追うように花が開くだろう。 御舎利山に9時40分に到着した。チブリ尾根を登ってきた登山者が一人いた。今日初めて出会う登山者だ。南竜までの縦走を考えているようなので状況を伝えた。簡易アイゼンを持っているようなのでなんとかなるだろうが、判断はお任せした。30分もあれば別山を往復できるが、昨年の秋にも来ているので今回はパスすることにした。 チブリ尾根 さてここから長いチブリ尾根の下山が始まる。まずは避難小屋まで頑張ることにする。避難小屋までは急降下で道があまり良くない。花は少なく、ショウジョウバカマやエンレイソウくらいだ。サラサドウダンはよく咲いていた。下りるにつれグングン気温が上がっていく。数人のグループが登ってきた。別山往復らしい。 下り始めて1時間20分でやっとチブリ尾根避難小屋に到着した。小屋の陰で大休止していると、1ペア登ってきた。時間が遅いので山頂往復は無理だろう。結局、前後して下ることになった。 避難小屋までは花が少なかったが、ここからダケカンバ帯までの草付きにはニッコウキスゲが群生していた。ササユリもちらほら見えるがどれも開花寸前だった。ニッコウキスゲは高山植物、ササユリは里山や山地に咲くイメージがあるが、標高が2000m付近まで登ってきている。 草付きが終わるとダケカンバ帯からブナ林に入っていく。個々のブナ林は豊かでいつも感心させられる。午後の日差しが強く、ブナ林には行って涼しくなってきた。サンカヨウがたくさんあるがすでに花が終わり実をつけていた。ウドやフキも多かった。矢車草は花が見頃だった。 水を使い切った頃にやっと水場に到着した。冷たい沢の水が美味しい。近くでショウキランとギンリョウソウがが咲いていた。さて残すところワンクール、一気に登山口に下った。カツラ、トチの大木が印象的だった。 今日はササユリに会えないかと思っていたところ、登山口付近で何株か見つけ、昨日と今日の花の締めくくりとなった。 下山後は、天望の湯で汗を流した。ヌルヌルしていいお湯だ。 | |
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