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■白山(両白山地)2018年6月24日25日 No.1153
花を求めて両白山地の盟主白山へ
【登山者】隊長、うさぎ
【行程】
【6月24日】鈴鹿(3:30)〜市ノ瀬(7:15)〜別当出合(7:50)〜別当坂分岐(9:20)〜殿ヶ池避難小屋(11:20)〜黒ボコ岩(12:40)〜弥陀ヶ原(13:10)〜(13:40)白山室堂(15:00)〜御前峰(15:40)〜白山室堂(16:20) 行動時間7h30m 累積登り1570m 累積下り380m
【6月25日】白山室堂(4:25)〜エコーライン〜南竜山荘(5:40)〜赤谷渡渉点(6:15)〜(7:10)油坂の頭(7:25)〜天池(7:35)〜御舎利山(9:40)〜(11:00)チブリ尾根避難小屋(11:20)〜白山展望所(12:30)〜(13:03)水飲み場(13:30)〜(14:15)猿壁登山口(14:30)〜市ノ瀬(14:50) 行動時間10h30m 累積登り900m 累積下り2520m

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二日目 6月25日 白山室堂 スマホのアラームで目を覚ました。風は少し収まったようなので、外に出てみるとガスで何も見えない。日の出を見にこれから御前峰に向かうようだが、我々は山頂からの日の出にはあまり興味がない。それよりもガスがとれなければ、別山に向っても面白くない。とりあえず食事をして様子を見ることにした。

   

食事を済ませ外に出てみるとガスが晴れ始めた。これなら行けそうなので早速、準備をして小屋を後にした。南竜への最短距離はエコーラインだが、残雪が多いようだ。途中でアイゼンを装着して下った。雪面は凍り付いているのでアイゼンがよく効いた。

  
エコーライン末端の雪面         南竜

  
南竜の池塘        サンカヨウ

さて、赤谷への降下もアイゼンが必要になった。谷は融雪していたが、油坂の上りは夏道が雪で寸断されていた。4度目のアイゼン装着。登山道が雪で寸断されているので、雪面を選んで登った方が効率が良かった。ただし傾斜があるのでスリップは許されない。1時間雪面を登りやっと油坂の頭に到着した。

  
油坂の登り

油坂の頭からの展望は大変良く、これから向かう別山への稜線がよく見えている。残雪を草付きの斜面と青空をきちょうとする山岳風景がきれいだ。 お腹がすいてきたので大休止。今日一番の登りは終わったが、別山まではまだまだ遠い。しかし、雪解けの進む草付きの斜面には花が期待できそうだ。

   

    
油坂の頭付近から見る別山

  

縦走路の花はまだ咲き始めだった。稜線の西側にはキヌガサソウが目立った。東側はハクサンチドリ、ハクサンイチゲ、シナノキンバイ、ハクサンタイゲキ、コイワカガミなどが咲き始めていた。秋にサンショウウオがいた天池はまだ雪の下だった。

   

  

ピークを越えるごとに風景が変わり飽きない。ただし、残雪の多い斜面で何度のアイゼンの脱着を余儀なくされうんざり。

  
越えてきたピークを振り返る   キヌガサソウが今が見頃

  
少数派のヨツバシオガマ

  

気温が上がるにつれ雪が緩み滑りやすくなってきた。傾斜はそれほどないが、滑り出したらとまらないだろう。慎重にトラバースした。別山が近づくとハクサンイチゲ、シナノキンバイが多くなってきた。両方とも高山植物の代表格だ。

  
左:シナノキンバイ

  
左:コイワカガミ

  


ハクサンイチゲと白山


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