■白山(両白山地)2018年6月24日25日 No.1153 |
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| 1日目 | 1日目の花のページ | 2日目その1 | 2日目その2 | 二日目 6月25日 白山室堂 スマホのアラームで目を覚ました。風は少し収まったようなので、外に出てみるとガスで何も見えない。日の出を見にこれから御前峰に向かうようだが、我々は山頂からの日の出にはあまり興味がない。それよりもガスがとれなければ、別山に向っても面白くない。とりあえず食事をして様子を見ることにした。 食事を済ませ外に出てみるとガスが晴れ始めた。これなら行けそうなので早速、準備をして小屋を後にした。南竜への最短距離はエコーラインだが、残雪が多いようだ。途中でアイゼンを装着して下った。雪面は凍り付いているのでアイゼンがよく効いた。 さて、赤谷への降下もアイゼンが必要になった。谷は融雪していたが、油坂の上りは夏道が雪で寸断されていた。4度目のアイゼン装着。登山道が雪で寸断されているので、雪面を選んで登った方が効率が良かった。ただし傾斜があるのでスリップは許されない。1時間雪面を登りやっと油坂の頭に到着した。 油坂の頭からの展望は大変良く、これから向かう別山への稜線がよく見えている。残雪を草付きの斜面と青空をきちょうとする山岳風景がきれいだ。 お腹がすいてきたので大休止。今日一番の登りは終わったが、別山まではまだまだ遠い。しかし、雪解けの進む草付きの斜面には花が期待できそうだ。 縦走路の花はまだ咲き始めだった。稜線の西側にはキヌガサソウが目立った。東側はハクサンチドリ、ハクサンイチゲ、シナノキンバイ、ハクサンタイゲキ、コイワカガミなどが咲き始めていた。秋にサンショウウオがいた天池はまだ雪の下だった。 ピークを越えるごとに風景が変わり飽きない。ただし、残雪の多い斜面で何度のアイゼンの脱着を余儀なくされうんざり。 気温が上がるにつれ雪が緩み滑りやすくなってきた。傾斜はそれほどないが、滑り出したらとまらないだろう。慎重にトラバースした。別山が近づくとハクサンイチゲ、シナノキンバイが多くなってきた。両方とも高山植物の代表格だ。 | |
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