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■三つ峠屏風岩(山梨)
〜恒例のセルフレスキューと人工登攀〜
【日時】 2017年11月18日 No.1093
【メンバー】佐藤、本間、具志堅、田端、金丸
11月18日(曇り) 悪天候のため屋内でセルフレスキューのスキルアップ
11月19日(晴れ) 屏風岩で人工登攀の基本確認と四段ハング、逆V字ハングの登攀

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人工登攀11月19日 さて二日目は予報通り朝から晴天に恵まれた。ただし気温は低く小屋の外の気温はマイナス6度だったので、岩が暖まるのを待って、9時過ぎに屏風岩に降りた。まずは日当たり良い東面で人工登攀を練習した。アブミを使えばどこでも登れそうだが、やはり慣れないと簡単にはいかない。ハングとルーフを一通り練習し、マルチピッチルートへ移動した。

  
南アルプス     富士山


富士山

基本練習

  

  

この三つ峠で代表的なルートは、逆V字ハングルート(3ピッチ、A1)、四段ハングルート(3ピッチ、A2)、セストグラディストルート(3ピッチ、A2)でこの日はニグループに別れ、比較的安定している先の2ルートを登った。

逆V字ハングはよく登られていてピンの欠損もなかった。四段ハングルートは前回、ピンを飛ばしてしまい、3段目で撤退たがその後、ピンが整備されたようで問題なく登れた。

  

フリークライミングは岩場の弱点をついて登るが、人工登攀はより困難な所を選んでボルトで登る。価値観に相違はあるが、厳しい自然の岩場に挑む姿勢に変わりない。クラミングは登山の醍醐味が凝縮されているようで、登攀後の充実感はひとしだ。

  

四段ハングは、ハングとルーフを処理する技術があれば登攀できるが、休む間もなくハングとルーフが連続すると、体力的にも精神的にも追い込まれてくる。今回は3段目で息切れしレストした。三段目に前回ピンを飛ばし撤退用に残置したロープスリングが残っていた。

  

  

  

三つ峠山はクライミングのゲレンデとしてよく利用されるが、一般的には富士山の展望台として人気のある。この日は晴天に恵まれ多くの登山者が訪れていた。


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