| ページ1 | ページ2 | ページ3 |
二日目 朝の展望。朝の気温は−13℃くらいだった。風も穏やかで快適な稜線歩きができそうだ。小屋の朝食はは6時20分。日の出が6時10分くらいだそうで、まず日の出を見てから朝食という段取りだ。6時前に外に出るとうっすらと開け始め、東の空には開けの明星が輝いていた。薄明かりに燕岳がうっすらと浮かび上がってきた。

左:燕岳 右:富士山と南アルプス

小屋の前で撮影を楽しむ
小屋の裏に出ると槍と穂高、表銀の稜線が一望できる。山肌が徐々に赤らみ始めている。山はやはりこの黎明期が最も美しい。

何度見てもいい風景だ。表銀座

小屋前で記念撮影。65年前の親父の写真と比べて

65年前の写真
本館は昭和10年完成だそうで、写真を見ると約65年前の写真を同じだ。親父がアルプスを登っていたことなど一度も聞かせれていなかった。今年の8月に87歳でなくなり写真を整理していてわかったことだ。親父の兄弟に話を聞くとおじいさんは大峯を縦走したそうな。私は誰に勧められるでもなく登山を始めたが、どうやらDNAに組み込まれたいたようだ。

日の出
朝日が雲海から顔を出すと、山肌が赤らみ一気に力強い風景になる。この一瞬も素晴らしい。槍を基点に右に山稜を目で追いながら山座同定してみる。どの山も富士山のように独立峰でなく、山稜上のの膨らみにしか見えないが、それぞれ特徴がある。双六岳、三俣蓮華、水晶岳、野口五郎岳が確認できた。燕の向こう側には後立連峰の山が並んで見える。山荘から燕岳までの稜線は、積雪も少なく、凍結もなく歩きやすかった。

槍ヶ岳 雲海がきれい

双六岳 三俣蓮華

水晶岳 野口五郎岳

山頂直下から、常念、大天井、穂高、槍
| ページ1 | ページ2 | ページ3 |
|