
標高が3000mを越え、行動がきつくなってきた。ふさぎの体調が思わしくない。胃腸風邪が完治してないようだ。しかし山頂は目の前に迫っていた。引き返す勇気も大切だが。ターニングポイントは13時と決めていた。それまでに山頂に到着できなければ引き返すつもりだが、なんとか手が届きそうだ。がんばって12時40分過ぎに山頂に到着できた。



仙丈ケ岳3033m 前回よりも風が弱かったので、風裏で小休止できた。食料にパンを2,3個持ってきたが、1個食べるのがやっと。ポットの温かいお湯で流し込む。南アルプスの全山、富士山、八ヶ岳、中央アルプス、北アルプス、白山など中部山岳の山々が一望できた。

さて、時間にゆとりがないので早々と折り返した。アイスバーンになっている斜面は登りよりも下りの方が危険なため、8合目まではスタカットで対応した。その後は順調に下り、16時30分に北沢峠に到着した。

下山からこもれび山荘 小屋に帰ると夕食は豪華なクリスマスメニューが待っていて、登頂できた充実感に浸りながら食べるチキンとポトフは格別だった。翌日は下山のみということで気持ちも軽く、暖かく快適な小屋でスタッフや登山者と山談義に花を咲かせ、楽しい夜を過ごした。

こもれび山荘 クリスマスメニュー

ポトフ 小屋のスタッフと
山行3日目下山 食料が余ったので最終日の朝飯は自炊にした。4時半に起床しゆっくりと食事して、5時40分に小屋を後にした。

こものれび山荘 戸台川
仙流荘のお風呂の始まる時間に少し時間が余ったので、河原でストンバランシングで遊ぶ。駐車場に戻ると数台が残っていただけで閑散としていた。無事に下山で来たことがなによりだった。

仙流荘で湯につかり体から疲れを取り帰路についた。昼食は伊那で回転寿司を食べ、駒ヶ根ICから中央高速に乗った。渋滞もなく順調に流れ春日井でTjさんをおろし鈴鹿に帰った。今回は兔が小屋にスパッツを忘れたので、電話して宅配してもらうことにした。
