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■十一面岩左岸壁(瑞籬山)


レポート No.815
日時:2014年7月12日
参加者:たくさん、すえまつさん、隊長、うさぎ

〜壁は乾かず、午後からは雨に

 

鈴鹿自宅(20:10)〜瑞籬山植樹祭公園(0:40)〜植樹祭公園(6:05)〜黄昏ルート取付(7:55)〜終了点(13:10)〜(13:10)懸垂下降(14:40)〜(16:10)植樹祭公園(16:40)〜鈴鹿(22:00)


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4ピッチ目(5.8 20m)隊長リード ここからのルートが読めない。たくさんから、正面の岩壁を木につかまって右に抜けるとの指示。抜けてみるとすっきりとした岩のテラスで側面リングボルトが打たれていると。これに沿って行けということらしい。テラスの端まで行くとルートがない。下にテラスがあるが、ここをクライムダウンはないだろう。側面は直角に曲がっている。覗いてみるとバンドに沿ってリングボルトが続いている。要するに水平トラバースということだ。ルートの妙に感心させられる。バンドを伝いテラスの岩壁にリングボルトが3つうってあったのでそこをビレイ点にした。声が全く通らないので、ロープで合図。


ここを直角に曲がる

   
バンドに沿ってトラバース、スリルがある。ボルトがあるのでどうしても頼ってしまう。

   

5ピッチ目(5.8、5.10a 20m) たくさんリード さて最終ピッチだが、どうやら向こう側が見えるクラックがルートらしい。あれ、ピンがなくなっている。クラック部分は5.8らしいが、ピンがないと難しい。ここまでリードしてきたが、体力気力の疲労がピークになり、たくさんにリードしてもらう。プロテクションをどうするか、クラックの後半部分は中間カムが効きそうだが、それまでにひとつほしい。隙間が広くて#5は効かない。左のフィンガークラックにエイリアンが一つ決まった。これでグランドは避けられる。実際にやってみるとオフウィズスで身体を上げていき、クラックが狭くなったところはハンドジャムが効いた。上部は被っているが、フットジャムも決まりレイバック気味で抜けることができた。うさぎもレイバックで抜けたようだが、パワーを使った。しかしこのルート、ここからが核心で5.10aのフェース。抜け口は開いたクラックでカムが浅い。もう疲れていたので、A0であっさりと抜けた。次回は挑戦したい。

       
クラックをリードするたくさん

   
終了点にて

    

      
すえつぐさんの登攀       うさぎの登攀

   
クラックと抜けると5.10aがまっている    恒例の完登の握手

   
十一面のクライマー         大面岩とカンマンボロン

   
大ヤスリ岩           コヤスリ岩


コヤスリ岩のクライマー


終了点からの展望は最高

登攀終了は13:10だった。ほぼ予定通りだそうだ。正面には十一面の岩のピークが聳えている。向こうには大ヤスリ岩が天をついている。今年の4月に人工で登ったことが思い出される。先ほどから手前の小ヤスリ岩にはクライマーの姿が見え隠れしている。すばらしい景観を目に焼き付け、懸垂の準備にかかった。


十一面のピーク

懸垂下降(13:30〜15:00) 懸垂は4ピッチ1時間半で錦秋テラスに戻れた。ロープもスムーズに流れ、大面岩やカンマンボロンを背にしながらの懸垂も醍醐味があっておもしろかった。

   
懸垂1ピッチ目

   

   

     

帰路(15:00〜16:10) ギア類を整理し15時に錦秋テラスを後にした。日が傾き始めていて、日陰の樹林に入ると涼しくて気持ちが良かった。16時過ぎに駐車場に戻り、管理棟の売店でうさぎがアイスクリームと桃を購入。売店のおばさんがアイスクリームをおじさんが桃を駐車場まで出前してくれた。桃の入ったアイスクリームがおいしかった。たくさんと末次さんは明日、カサメリ沢のショートルートをやるようだ。天気は下り坂のようだ。明日用事のある我々はこれで失礼することにした。17時に公園を主派し、途中の駒ヶ岳SAで夕食を取り21時過ぎに鈴鹿の自宅に帰った。

   
十一面左岩壁          春一番

   
ギンリョウソウ       シダの緑が鮮やか


美しいカラマツ林

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2014-7-12 Copyright (C) 2014 k.kanamaru. All Rights Reserved.  home