2011年9月10日11日 小同心クラック(八ヶ岳) ホーム |
■小同心クラック@八ヶ岳 2011年9月10日11日 No.624 隊長、うさぎ 支点にはアンカーボルトがあり,中間支点は岩角にスリンクをかけてとれる。スタンス,ホールドともに豊富であるが,抜ける岩がある。などの情報が得られた。登攀具に関しては,初めてのルートで不安だったので,過剰気味になり荷が重くなってしまった。重さがかさむハンマーとハーケンにつては,最後まで迷ったが,ルートミスがあったときの対応のために持参した。 Tピッチ目(45m W−) フェースからチムニーに入っていくルート。テラスに支点が見つからなかったが,見上げると写真で見覚えのあるチムニーが確認でき,ルートはここであることを確信する。また,チムニーの手前に中間支点が見えていた。確保はあそこまで登ってからでもいいだろうとロープを肩にかけて登り始めると,意外と傾斜があった。しかし,ホールド,スタンスともに豊富だったので少し横着をしてしまった。天気はよかったが少し風があり,じっとしていると手が冷えてきた。 2ピッチ目(35m W) テラスの上のかぶった岩を左から巻くのが正解だったようだが,左手に垂壁を登ってしまい,途中でチムニーに戻るところが核心になってしまった。チムニーは1ピッチ目よりも傾斜があり,なるべく外側のスタンスを拾いながらのステミングとなった。体の小さいウサギは,どうしても入り込みすぎてしまったようで,チムニーの上部でちょっと戸惑っていたようだった。また,このピッチは途中のレッジでピッチを切った。このレッジからはルートが2本あるようで,確か右のルートは傾斜が緩いがピンがないとガイド本には書かれていた。左は被っているがちょうどいい所にピンがあり安心できる。なので今回は,左ルートを行くことにした。念のために確保してピンと,この壁の上のピンにヌンチャクをクリップし墜落に備えた。レッジの左端から取り付くと,体が空中に飛び出す。若干ハングしているようだが,確実なスタンスとホールドがあり2,3手で通過できた。下を覗くと高度感は抜群だったと思うが,次の支点に関心が移っていて見ている余裕はなかった。後から思うと,ここが核心部だったようだ。これを過ぎるとクラックルートと合流し,ステミングで登って終了点の小同心の肩に到着した。 3ピッチ目(10m U〜V)
横岳直下の登攀(15m? V)
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