2006年3月25日 頭蛇ケ平、冷川岳、御池岳、鈴北岳(鈴鹿) |
■2006年3月25日26日 御池岳 No.359 朝日を見てからテントに帰り、朝食やら水作りに追われる。水作りは融雪から始めるので、かなりの燃料を消費することになり、できあがった水も濾過しないときれいにはならない。むろん一度煮沸するので、濾過せずに飲むこともできるが、ペットボトルに移し替えた水を見ると、ちょっと飲む気がおこらない。それがいやならコーヒーにしてしまえば、あまり抵抗がなく飲める。 テントはそのままにして、鈴北まで散策に出かける。まだ朝が早く、しかも曇り空のために、フクジュソウの開花は望めないだろうが、お天気ばかりは意のままにならない。岩の傍らには、雪解け直後に頭をもたげ始めたフクジュソウが、花を開ける準備をしている。お日様さえあれば、一気にパラボラを全開してくれるだろうが、この空模様では期待できない。フクジュソウを探して歩いていると、ハクビシンと出会った。そのときはアライグマかと思い、家に帰り同定したところ、どうやらハクビシンのようだ。ペットとして飼われていたものが捨てられたか、逃げ出したかは定かではないが、御池で出会うのは今回が初めてだ。
ハクビシン テラスの縁で お昼寝か 異国の山で さぞ寂しかろ 花を見ながら鈴北周辺を散策し山頂に出ると、朝一番で登ってきたご夫婦と出会う。この時期は鞍掛峠まで車で入れないので、どのルートをとるにしろ、山麓の山口から登り始めることになる。初老のご夫婦は、木和田から登ってきたそうで、4時間かかったといっていた。たいしたものだ。
野営地に帰り、少し時間が早いがお昼にする。花曇りのお天気だが、テントにはいると暖かく、食事を済ませ横になると眠気が襲ってくる。11:30に丸山をあとにする。まずはボタンブチに降り、テーブルランドの縁を歩きながら東の端を目指して歩く。残雪は柔らかくなり始めているが、まだまだ歩きやすい。蒼のドリーネを見てから、白船峠を目指して急降下する。20分ほどで真の谷に降り立つ。辛かったのは谷からの登り返しだ。概ねの標高差200mの登りに大汗をかいてしまった。
ミスミソウ、スズカカンアオイ、セツブンソウを愛でながら木和田尾を降りる。山麓ではミヤマカタバミ、スハマソウを見て、今回の山行の締めとする。
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2006年3月25日26日 Copyright (C) 2006 k.kanamaru. All Rights Reserved. home |