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2005_08_2728 鹿島槍ケ、爺ケ岳(北アルプス) 山のページ2

 

鹿島槍ケ岳、爺ケ岳(北アルプス)2005年8月28,29日 No.339 隊長

●8月27日 四日市IC(20:00)ー扇沢(柏原新道登山口)(00:00)
●8月28日
扇沢(柏原新道登山口)1350m(5:40)ー(8:40)種池小屋2446m(8:55)ー(8:10)爺ケ岳南峰266?m(8:25)ー(10:40)赤岩尾根分岐238?m(10:45)ー冷池山荘(受付、水ビール購入)2387mー(11:20)冷池キャンプ場(12:30)ー布引山2683m(13:17)ー(14:05)鹿島槍ケ岳2889m(14:28)ー冷池キャンプ場(15:30)
●8月29日
冷池キャンプ場ー冷池小屋(水補給)ー(7:45)爺ケ岳中央峰2669m(7:56)ー(8:10)爺ケ岳(8:25)ー(8:35)種池小屋(8:55)ー扇沢(柏原新道登山口)(10:40)ー自宅(15:30)

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花のページ1 花のページ2 

 赤岩尾根分岐から少し登り返すと冷池山荘に到着した。昨年新築したらしく真新しさを感じる。ここで、テントの受付と水、ビールを購入し、トイレを済ます。ちなみに水は1リットル150円だ。明日の朝までに必要な3リットルを購入する。テント場はここから8分ほど登った所にある。また戻りたくはない。
  テント場は、昨日の人たちと今日の人たちが入れ替えの時間に当たるなので、先客がひと張りあるのみで、場所は良いところを選ぶことができた。扇沢から登ったテント組はおそらく私が先頭だったと思う。五竜からの登山者はまだまだ到着できないだろう。ガイドブックには30張りとあるが、岩も多く傾斜もあるので場所選びが大切だ。稜線の両サイドには何も遮る物はなく、展望は抜群である。ただ風に吹かれることも予測できるので、テント設営時には大きめの岩でしっかりと固定する。


冷池キャンプ場 展望よし

 テントに入り昼食を済ませ少し横になる。時計を見ると12時だ。さて鹿島槍をピストンすることにする。天候は明日の午前中の方が良さそうだが、まだまだ時間と体力が残っているので、今日のうちに往復しよう。
 テント場は森林限界にあり、鹿島槍ヶ岳に向かって緩やかに登っている。稜線ではあるが、しばらく草付きの斜面が続き、ミヤマアキノキリンソウ、オヤマノリンドウなど秋の花が盛期を迎えている。登山道は東側の斜面を通っているので、ガスさえなければめざす鹿島槍を見ながら歩けるところだ。東側の斜面は、まだまだウサギギク、ハクサンフウロなどの夏の花が残っている。ハイマツ帯を過ぎると、布引山 2683mへのガレ場の登りが始まる。昼食休憩で休めた体に、また負荷がかかり初め、足がだるく感じる。いつものことがだ、急坂の始まりが辛い。しかし、すぐに体が反応して急登モードに切り替わると、足の筋肉に力が入り始める。


冷池キャンプ地から見る剱


布引山2683mへの急坂

山頂より一組の家族が降りてくる。朝から鹿島槍に登ってきたのだろうか。家族で山で過ごした楽しさは、いつまでも子どもたちの心に残ってほしいものだ。標高差約200mを登ると布引山に到着した。砂礫地の斜面には、トウヤクリンドウ、ミヤマコゴメグサが、今が盛りと花をつけている。草付きではないので花はそれほど多くないが、イワツメクサやチシマギキョウが少し咲き残っている。稜線の東斜面は草付きとなっていて、ウサギギク、ミヤマアキノキリンソウなどの黄色い花が目に付く。また、ミヤマトリカブト、ヤマホタルブクロ、イブキジャコウソウ、シナノナデシコ、タカネマツムシソウが所々で咲いていた。


布引山から鹿島槍を見る

 布引山は、360度のパノラマ展望だ。生憎のガスで稜線の東半分は、乳白色のガスで満たされている。このガスが、高山の雰囲気の演出に一役買っているようだ。山頂に立つ登山者が見える。もう少しだ。


鹿島槍の山頂に登山者が見える


山頂手前から隆走路を振り返る

高度計は2750mを越えている。山頂までは、あと標高差100mほどを残すのみだが、このあたりからが辛くなり、立ち止まっては肩で息を吸う。もう少しペースを落とせばいいのだが、そこに山頂があるから、先を急いでしまいがちになる。


鹿島槍ケ岳2889m山頂

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