2004_10_02加賀白山
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■加賀白山 2004年10月2日 No.287 隊長、うさぎ アルプスの紅葉も終盤にさしかかり、そろそろ白山あがりがいいだろうと思い、少し時期は早いと思ったが、一度歩いてみたかった平瀬道を使って、室堂を往復してみた。大倉山避難木屋は標高が約2000mで、それから上の紅葉が見頃をむかえていた。日ごとに紅葉前線が駆け下りて来ることだろう。 平瀬道登山口1240m(6:10)〜(8:15)大倉山避難木屋(8:30)〜(9:02)カンクラ雪渓展望〜(9:40)2448m室堂センター(10:50)〜(12:30)大倉山避難(12:45)〜木屋平瀬道登山口(14:20) ページ1 ページ2 10月1日(金)仕事から帰るともう22時になっていた。慌てて食事を済ませお風呂に入って家を出たのは22:30分だった。帰り登山の場合、準備はすごく簡単で、雨具、コンロ、食料、水、ツェルトなどザックに放り込むだけだ。標高もアルプス並みなので備えは必要だが、室堂に立派な山小屋があるし、途中にも避難木屋があるのは大変心強い。
この時期は17,8キロのテントを担いで歩くことが多いので、日帰りのザックはすごく軽く感じられる。最初から傾斜のある登りから始まるが、大きなブナが立ち並ぶ登山道は実に雰囲気がよい。天候次第では、山頂の往復も考えていたので、7割くらいに力を押さえて歩くことにする。しかし、いつもよりも荷が10キロ以上は軽いので、実に軽快だ。天候は、薄日が差す程度だが、上部はガスに包まれている。夏場に比べると随分と歩きやすい季節になってきた。ぐいぐいとブナの森の登山道を登っていく。 ブナ林の上部はダケカンバ帯になっている。標高は1600mほどで、まだまだ色づいていない。所々で展望が開け、ダケカンバの森が広がっている。あと2週間もすれば、このあたりも黄金入りに輝くだろう。樹林の間から白水湖を見下ろしながら楽しむ紅葉もさぞかし美しいだろう。
大倉山の手前からナナカマドの紅葉が始まっている。もう少し紅葉が進むと、ナナカマドの赤色、ダケカンバの黄色、笹の緑色、青空と雲、原色をこれだけ揃えると、どれほどきれいになるだろうか、と想像しているだけで楽しくなってくる。確かにここは紅葉にはお勧めのコースに違いない。
先に出発していたいくつかのグループを全部クリアーしたころに大倉山避難木屋に到着した。ここで最初の下山者と出会ったが、昨日は今までにない晴天だったとそうだ。上を見上げるとガスに包まれている。悔しいけど、展望ばかりが山の楽しみでもないだろうと思い、木屋に入って一息入れることにする。立派できれいな丸太でできた避難小屋だ。木屋と言うよりもログハウスの表現が当てはまる。板の間に寝転がって、昼寝でもしたくなるほど感じがいい。 ガスが晴れると山腹をダケカンバで埋め尽くされた山並みが遠くまで続いている。白山本体は見えないが、北を見ると白山へ続く中宮道の山並みが見えている。標高が2000m付近なので少し黄葉には早いようだ。
このあたり、ナナカマドの紅葉が見頃だ。ダケカンバの黄色とマッチするといいが、どうも時期がずれているのか、それともダケカンバの黄葉が芳しくないのか、原因は定かではない。登山道にはたくさんのナナカマドがあるが、いい状態で紅葉しているのは、このカンクラ雪渓展望のあたりだったろうか。平瀬道の秋は今回が初めてなので、よく分からない。 カンクラ雪渓展望を過ぎたあたりからガスの中に突入。このあたりから下山者が多くなる。天気が悪いので、朝遅く室堂をでたのだろう。好天を狙って登山ができる人たちをうらやましく思った。 ページ1 ページ2
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