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2004_09_2526双六岳(北アルプス)

 

双六岳(北アルプス)2004年9月25,26日 No.286 隊長、うさぎ

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鷲羽を背景に双六小屋が見える

ここまでたどり着くと、大方の登りをこなしたことになるので、気持ちにもゆとりが生まれてくる。ダケカンバの黄葉を存分に楽しみながら、双六小屋を目指す。16時前にキャンプ指定地に到着した。5張程度がすでに設営されていた。設営料2人分の1000円を支払い、リンゴ、ビール、ジュースを仕入れる。リンゴの300円はちょっと高かったが、甘くておいしかった。

双六テント場

このテント場はどうも池の方に傾いているようなので、念入りに吟味して適地を探し、設営を始める。ポールを差し込もうと取り出すと、ポールの色が違う。これは2人用のテントのだ。長さが違うと全く用をなさない。確かにザックに入れたはずだ。もう一度、ザックを覗き込むと入っていた。なんと、前回にポールが入れたままになっていて、2組を持ってきたことになる。たかが500グラムほどだが、常に持ち歩いているとかなりのエネルギーのロスだ。ゆっくりと夕食をとる。本日のメインは、生野菜、ナン、カレー、ラーメンなどなど。満腹になり睡眠不足の効能で18時に眠りにつく。この季節、ぐっと冷え込んでくることも予測はしていたが、どうやら曇り空で放射冷却はないようだ。

遅く到着した隣のテントがうるさい。山談義に花を咲かせているようだ。ウサギのいかりがなかなかおさまらない。しかし、20時を過ぎると静かになった。4時までぐっすりと休む。

 

 

4時に起きて、外を見るがガスに包まれている。とりあえず朝食を済ませ、日の出に合わせてテントを出る。ガスの中を双六山頂を目指してあるく。山頂へ続く緩やかな稜線にたどりついたが、ガスで何も見えない。このあたりの標高は2811mで、山頂は2860mだったろうか。そうこうしているうちに雨が降り出してきた。もはや山頂に未練はない。折り返してテント場に降りる。すでに残るテントは我が家のみ。雨に中のテントの撤収は面倒だ。要領よくたたんだつもりだが、時計を見ると8時40分だ。これはまずい。中途半端なことをしてしまった。笠新道を降りるつもりだったが、時間が微妙になってきた。

 


双六谷の黄葉

とりあえずは、弓折分岐までもどる。時間は10時だ。エアリアマップを取り出し時間を計算をする。笠新道を使うと、ここから8時間だ。下山が18時になる。この時点で笠新道下山を断念する。仕方なく弓折岳の周辺を散策する。西側のダケカンバの黄葉が実にすばらしい。日差しを受けてダケカンバが黄金色に輝いている。ここが使いどころとばかりに、貴重な時間を1時間ほど使う。

 


鏡平で

笠へ続く稜線に後ろ髪を引かれる思いで、弓折にもどり鏡平目指して降り始める。天気予報では昨日より天気は回復に向かっているようだが、どうやら予報がはずれ、前線が停滞したようだ。時間にゆとりが生まれたので、気楽に降りる。秩父沢でラーメンと中華丼を作って大休止をとる。

長い林道をとことこ歩いて、駐車場に16時に到着した。清美から東海北陸自動車道に乗ると土砂降りに雨になった。えんやこらと自宅を目指して走り、ひるがのサービスエリアで夕食を済ませ、21時に自宅に到着した。

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2004_09_20 藤原岳 鈴鹿