台風の影響で、朝の風速が15m以上の予報だった。しかし午後から収まるようなので、伊吹山に行くことにした。夏の花もそろそろ終盤で、秋の花が咲き始める季節だ。もちろんイヌワシは見たいが、私の都合で合わせてくれないのでなかなか見ることができない。これまでの経験で今日は、6時〜10時が勝負と決めた。ちょっと朝寝坊して、7自前に現地到着。予報どおりの強風だが、カメラマンが谷を見ている、ひょっとすると出ていている。強風なので高くは上がらないだろうから、谷に集中して観察した。すると直ぐに出てきてくれた。7時前後に3回の撮影チャンス。7時過ぎに1回の撮影チャンスがあった。9時前後では、チョウゲンボウ、ハヤブサ、トビが飛んでくれた。

YouTubeはこちらで視聴できます → https://youtu.be/XqdF4ropvTo

イヌワシ

雄か雌かようわからない。朝から出てきてくれたのでひと安心。風が強くて谷を低く旋回しながら獲物を探していた。上昇し風に乗るとあっという間に飛び去ってしまう。同じ所を何度も旋回せず、広範囲に探っている。7時前後は少しガスがかかっていたので、すっきりしない写真になった。

イヌワシ 笹又上空を飛ぶ
イヌワシ 常に頭を動かして獲物を探している
イヌワシ

山頂周回遊歩道

夏の花もいよいよ終盤だ。シモツケソウ、ルリトラノオが群生すると見事だ。ただし保護柵の中だけだ。かつては全山が花畑だったのだが。なんとか復活させてほしい。遊歩道を歩いているときも、常に空は意識している。野鳥は、ホオジロがいつもいてくれる。今日は、アカゲラ、アオゲラ、カッコウなどの鳴き声は聞かれなかった。マルバダケブキがちょうど見頃だ。この花を見ると南アルプスを思い起こす。針葉樹やダケカンバの林床にたくさん自生している。鈴鹿などの山地には見られない。伊吹山は標高が約1400mマルバダケブキの下限だと思う。シカの食害から免れているようだ。

ルリトラノオ
ホオジロ
シモツケソウ
ルリトラノオ
琵琶湖展望
コオニユリ
マルバダケブキ
マルバダケブキ