本日、リニューアル公開する事ができました。今回の改定では、全面的にデザインを刷新し、スマホ、タブレット、パソコンに対応させました。公開23年目の大改造となり、ほぼ一ヶ月の作業で骨組みができ、本日公開の運びとなりました。細部については、運用しながらの修正になります。

インターネットが世間に認知され始めた1990年代〜2000年代にかけ、山のサイトがどんどんと増えていきました。しかし最近では、facebook、インスタグラムなどに移行し、手作りのHPが衰退していきました。そのことはアクセス数に表れています。最盛期には1日のアクセスサイト数が1000を越えていましたが、現在では300サイトくらいに成っています。手作りのHPの時代が終わり、コミュニケーションの場は誰でも利用できるSNSへと移行しました。

私自身もコミュニケーションの場はfacebookに移ました。しかし本体はこのWebサイトにおいています。サイト名も変わらず「歩人倶楽部」のままです。私の登山は、自然観察からの出発でした。カメラをもって野の草花の撮影をはじめ、気がつくと鈴鹿の山に登っていて、珍しい花を追い求めるうちに、高嶺の山をめざすようになりました。写真を撮りながら仲間と山を歩いているので、「歩人」は写真の「Photo」の意味を含んでいます。

そうなってくると自然観察だけでなく、登山自体に興味を持ち、テント泊縦走を経て、バリエーションルートそして、クライミングへと発展しました。年齢的には50歳になっていて、残っている体力をバリエーションルートとクライミングへつぎこみ、十数年続けました。技術経験は身につきましたが、体力は下降の一途をたどり、特にバリエーションルートにおいては、かなりゆとりを持って計画を立てています。

山と渓谷社さんとの関わりは、個人のホープページが最盛期の頃の2000年代でした。やはりネットのつながりで、最初に依頼があったのは私の最初の書籍となった「花の山旅」シリーズの鈴鹿・伊吹山でした。それ以後、三重県の山をはじめ、月刊誌「山と渓谷」の執筆をするようになりました。原稿を書くには、確かな情報を写真が必要で、Webページで管理しておけば、資料や写真を容易に検索できるため、自分のHPを資料庫代わりに使うようになり現在に至っています。執筆の仕事がなければ、ここまで続かなかったと思います。

さて、デザインを刷新したわけですが、スマホ、タブレットは日々進化していて、画面の解像度の把握が難しくなってきました。どのサイズでスマホが見やすいのか、タブレット、パソコンはどうなのか、模索している最中です。このあたりは運輸しながら調整を続けていきます。

現在でも多くの方にアクセスしていただき、今回の更新の原動力になりました。今後とも、よろしくお願いします。Webサイト「歩人倶楽部」管理者 金丸勝実 2020.8.1