2023年7月24日25日26日 No.1519
南アルプス北岳バットレスの登攀
第4尾根テラスから
さてここからが第4尾根の主ルートだ。一気に展望が開けてくる。岩稜登攀の醍醐味が感じられる。5>
まずはマッチ箱を目指す。つるりとしたクラックからスラベ、くさつきまじりのフェイスと続く。2ピッチで登るが、1ピッチにまとめると50mギリギリだ。
		  
			
			第1コル
しっかりとした終了点がある。足元の岩がごとごと動くが、落ちる心配はない。5>
標高はすでに3000m近い。力を入れたムーブをすると直ぐに息が上がってくる。
			
			
			
			
			
			マッチ箱
普通は第2コルでピッチを切るがTさん、マッチ箱まで一気に行った。5>
ここで懸垂下降。息を切らせて登ったのにもったいない。
			
			
		  
		  スラブ状カンテ
チャートで滑りやすそうな岩だが、探せばホールドがある。これまで、雨の日はよく滑った。5>
少しずつガスが出てきた。予報通りだ。最終ピッチの城塞ハングはもう直ぐだ。それまで雨よ降らないでくれ。追い越していた二人パーティーが中央稜をやっていた。
			
			
		  
			
			城塞ハング
さて、最後は城塞ハング。此までに幾度もここで待たされたが、今日は貸し切りだ。イワも乾いていて条件は良好だ。短いピッチだが、壁が立っているので力がいる。ビデオ回すの忘れてしまった。5>
13:50トップアウトした。やれやれ。今回もいろいろと想定外のことが起こったが無事にトップアウトでき、いい条件で登攀ができことに感謝。
			
			終了地点
さて、ここからは歩きで山頂へ。草付き斜面には花が多く、ちょうど今、夏の花が見頃を迎えていた。5>
		  
		  終了地点〜北岳山頂
30分くらいの歩きで山頂直下に出る。花が多いので写真撮影に時間がかかった。5>
花の多い草付き斜面
ウサギギク、グンナイフウロ、ハクサンイチゲ、ハクサンフウロ、ミヤマコゴメグサ、イブキジャコウソウ