2023年4月23日 No.1502

藤内壁前尾根でマルチピッチ

【行程・登山者】

【4月23日】藤内小屋〜前尾根 P6〜P1 国見峠散策 藤内小屋 
ZV1 Action3


YouTube


【概要】

御在所の岩のシーズンが始まった。アカヤシオが例年より少し早く咲き始めた。オオルリが渡来し賑やかになってきた。昨日は強風で大変だったようだが、今日は朝から風が収まりクライミングに良い条件となった。順番待ちを避け、P6からスタート。クラックルートの洗礼から始まり、P4すべり台、P3スラブを登りP2櫓でクールダウン。アカヤシオが見頃なので国見峠経由で下山した。

藤内壁前尾根

3月から4月は春の草花狙いの登山ばかりだが、アカヤシオが咲き始めるのと同時に岩のシーズンが始まる。花と岩をテーマに藤内壁前尾根を登った。

先週、鬼が牙で岩のシーズンが始まった。気象条件が良くなり、アカヤシオも咲き始めているので前尾根を登ることにした。体がなまっているが、チャレンジングなルート設定にした。というより、混雑を避けたかった。前日は強風だったそうだが、朝になると風が収まった。
木谷から見上げる藤内壁

P6クラック

P7は1時間以上待ちの状態だったので、P7はパスしてP6へ。1パーティー待っていたが、最初からクラックを登る計画。Hさん、クラックの初リード。2段目のワイドが核心だ。

下のクラックはすんなりと登れるが、2段目がくせ者。5.9だが、それ以上に感じる。離陸さえ出来ればジャムで登れるが。離陸はジャムがしっかり効くので、足をどう効かせるかだ。最後はチムニー。全身を使うハードなピッチだ。
離陸で苦戦
全身を使うチムニー

P5 藤内沢側

P5の藤内沢側は展望の良い高度感が感じられるピッチだ。ロープが屈曲するので、流れを意識してプロテクションをとる練習になる。最後のカンテはA0になってしまう。通しで行くとフリーで登れる。
P5 藤内沢側
気持ちの良いピッチ

P4すべり台

3パーティ渋滞していたが、こちら側は誰もいない。フェイスで変化があって面白いピッチだ。基本、カムでプロテクション。

高度感があり、下を見るとグレード以上のスリルを感じる。明るく開放的で、前尾根のハイライト的なピッチだ。

P3スラブ

クラック、チムニー、フェイスと来たので、P3はクラックとスラブルートを登る。細く浅いクラックはよく登られているようで滑りやすい。カムの設置場所が限られる。足も手も甘いので精神的に強くいきたい。最後は易しいクラックを登って、最後のピッチは巻いてP2へ。

P2 やぐら

3人待ちだったので、登ることにした。荷物を置いて登り、懸垂下降。さて、アカヤシオの咲くP1へ。

P1

P1からの眺望は素晴らしい。この日は登攀だけでなく、花見も楽しむ予定で登った。