2022年12月11日 No.1480

鈴鹿山系太尾から竜ヶ岳

【行程・登山者】

【12月11日】古語禄谷駐車地7:50〜白谷越9:00〜9:55太尾962 10:20〜11:05竜ヶ岳11:15〜重ね岩11:35〜石榑峠12:05〜古語禄谷駐車地13:05 【撮影機材】OLYMPUS EM-5mark3 M.ZUIKO ED12-200mm GoPro9

YouTube https://youtu.be/WkPzTdVeJ1w


【概要】

鈴鹿山系、まだ雪がつかないので、晩秋の雰囲気が残っている。季節感を出しにくい山の風景なので、こんな時はバリエーションを楽しみたい。竜ヶ岳は冬以来歩いていなかったので、久しぶりに太尾を歩くことにした。それに谷ルートを含めると面白みが増えるので、古語禄谷をコースに組み入れた。奇妙なコースになったが、なかなか面白いコースになった。

古語禄谷

山と渓谷、山の魅力は展望と谷にある。古語禄谷は石榑峠から茶屋川に合流する谷で、意味ありげな名称だ。石榑峠は伊勢と近江を結ぶ峠で今でこそ長大なトンネルができ冬でも通行できるようなったが、それ以前は、国道がこの峠を通っていた。さらにそれ以前はというと、古語禄谷に沿ったルートがあったと思われる。国土地理院地図には、峠から少しの区間だが破線が残っている。今回、この破線を歩いた。

白谷越

白谷越は太尾を越える峠えで、北側の又谷と古語禄谷を結んでいる。地形図を見ると緩やかだ。「鈴鹿の山と谷3」にも記述があった。先人により踏査されている。今回は、古語禄谷から白谷越に上がった。
古語禄谷
ナメコ
ナメコ
アズキナシ

太尾

なぜ「太尾」か、上部から俯瞰すると一目瞭然だ。白谷越から太尾に乗った。白谷越は花崗岩の風化が激しい峠で、ザラザラして滑りやすい。少し整備されていたが、踏み跡はうすい。


太尾はここからの急登で、標高差200mを一気に稼ぐ。所々にテープはあるが踏み跡は薄く、木に掴まりながらどこでも登れる。一般登山道とは言いがたい。東近江市は登山に力を入れてもらっていて、大変ありがたい。道の駅の前に登山者や遊漁者のPできている。小又谷の登山口のPも整備されている。それ杯が、この太尾は登山道としてはどうだろうか。
太尾
太尾を俯瞰する

ウラジロハナヒリノキ

ツツジ科の小低木で、分布も本州の東北地方~中国地方の日本海側と多雪地帯。やはり鈴鹿山系は日本海側気候の影響が出ているとうことだろう。鈴鹿国定公園のパンフレットでも紹介させていただい。
静ヶ岳
ウラジロハナヒリノキ ツツジ科
竜ヶ岳