2022年10月2日 No.1464
黒倉山(東北岩手山)紅葉ハイク Page1
【概要】
今回の東北遠征は、ゆっくりのんびり。二日目の岩手山は行けるところまで行くことにした。網張温泉に宿をとったので、ルートは網張温泉登山口からのピストン。しかもリフトが使えるのでゆるゆるハイキングになった。三石山の登山口でもあり、紅葉狙いなら三石山の方が良いかもしれない。稜線に出ると紅葉は見頃。黒倉山まで登り折り返した。
岩手山
岩手山は、言わずと知れた日本百名山だ。深田久弥は、「岩手県が生んだ幾多の人材、それらの精神の上で岩手山が投影せずにはおかなかっただろう」と記している。「ふるさとの山に向かひて 言うことなし ふるさとの山はありがたきかな」石川啄木。
前回は信仰登山の登路(表登山道)から山頂を往復したが、今回は紅葉ハイクが目的なので網張から行けるところまで歩いた。深田久弥は網張から登っている。
網張登山口
リフトの乗り口は休暇村の直ぐ下にある。リフトの営業開始が8時からなので、ビュッフェ形式の朝食をゆっくり食べて出発した。リフトを3回乗り継いで、ほぼ稜線まで行ける。西に進むと約2時間30分で三ツ石山、東に進むと岩手山だ。まず、犬倉山に登ってみる。展望が良く、三ツ石山に続く稜線の紅葉が素晴らしい。




リフト乗り継ぎ
登山口に標高が760m稜線が1350mなので、リフトでかなり標高が稼げる。標高を上げるにつれ木々の葉の色が紅葉に染まってきた。草地ではススキの穂やノコンギクが秋を感じさせてくれた。






犬倉、姥倉、黒倉とピークの名前に「倉」がつくのが面白い。台高山地では崖のことを「嵓」(ぐら)というが、ここの倉はピークのことなのか?山腹のササの緑に紅葉が映えていた。紅色は峰カエデ、ナナカマドで黄色はダケカンバ。犬倉から谷底をのぞき込むと網張温泉の源泉が湯気を出して見えていた。ここから引き込んでいるらしい。






