2022年5月29日 No.1445

御在所岳藤内壁中尾根登攀(鈴鹿山系)

【行程・登山者】


【5月24日】藤内壁前尾根
【撮影機材】 GoPro7 9 SONY ZV1

YouTube
https://youtu.be/WcNlh6f3VJw

【概要】

梅雨に入る前の晴天に恵まれた。今回は藤内壁の前尾根の登攀。一昨年、一から始めたHさんは徐々に上達し、初めての中尾根の登攀に挑戦。このルートグレードは初・中級だが、クラック登攀のコツがわからないとつらい。懸垂下降を交えながらの登攀でアルパイン的な要素が含まれる。変化があって面白いルートなので、私自身も年に2,3度登るようにしている。

藤内壁賑わう

GWが終わり、藤内壁が賑わっている。人気の前尾根は数珠つながり。フランケもパーティーが入っている。バットレスも2パーティー。中尾根に入るとすでに1パーティー3人が入っている。


先行パーティーはP4の1ピッチ目を登り始まるところだったので、我々は2ピッチ目から先行することにした。平野部は今日、夏日になる予報だが、中尾根は風が通って涼しく快適だった。北谷はタニウツギが咲き出し初夏の雰囲気になってきた。
タニウツギ
砦岩
藤内壁 新緑の緑と岩とのコントラストが美しい
ハルリンドウが咲き残っていた

P4 展望台 V NP

先行のパーティーがスタートにいたので、我々は途中から登攀開始。GWの時は寒くて日当たりのいい前尾根に逃げたが、今回はからっとした晴天で適度に風があり快適な環境だった。


P3

P3 ツルム V NP

P3
P3

P2 おにぎり V  

1P 今回はフェイスから登った。傾斜がきついので10aくらいか。ボルトが3本。 いつものトラバースルートはあぶみで取り付けばⅣのルート。
2Pは2ピッチで登った。核心は高度感のある最後のフェイス。このルートのハイライト。P1は初級者がいるのでパスしたが、ツルムで満足できた。
ツルム
P2 Ⅰピッチ目
前尾根がよく見える
 
P2 最終ピッチ
今年は麦の栽培が多い 高度感のあるいい展望だ
40m懸垂でツルムのコルへ
おにぎり直下の懸垂ポイント


少し早く切り上げたが、中尾根の帰りは、懸垂があるので思った以上に時間がかかる。藤内小屋に戻るといい時間になった。小屋でしばらく休憩しまったりとした時間を過ごした。