2022年3月25日 No.1424

鈴鹿藤原山系の花と野鳥Page1

【行程・登山者】

【3月25日】木和田尾根散策 
【撮影機材】OM-1 M.ZUIKO ED 60mm f2.8 40-150mm MC20 GoPro9
YouTube
https://youtu.be/9D4vs0ZoalY

【概要】


今年は積雪が多く融雪が遅れている。昨年より2週間ほど遅らせて歩いてみたが、もう少し雪が解けてくれないと花が開かない。しかし逆に、雪が多かったので福寿草が例年よりもよく咲いていた。探鳥は、オオアカゲラが撮りたいという思いで入山した。撮影チャンスは一度だけだった。もう少し距離を詰めたかったが、無理だった。珍しくイカルに出会えた。多の山域では何度か出会っているが、藤原で撮影できたのは初めてだった。常連のヒガラ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガは撮影できた。アカゲラとコガラは撮影失敗。節分草は咲き始めだった。


この時期の期待は早春の草花で、セツブンソウ、フクジュソウ、ミスミソウ、樹木ではシロモジの花の芽が膨らみ、春一番に咲くマンサクが見頃だった。セツブンソウは雪が深く咲き始めのが数輪、フクジュソウは雪解け箇所から咲き始めていた。

野鳥

野鳥は朝、それほど動いていなかった。谷筋でミソサザイが鳴いていたが、薄暗いので撮影を諦めた。日当たりの良いところでは、さえずりが聞こえ、エナガ、ヤマガラ 、シジュウカラ、ヒガラなどが確認できた。中腹でイカルの鳴き声を確認できたので、撮影チャンスに期待し尾根筋を登っていくと、団体で木のとまったが、距離があり細かい枝が邪魔で撮影が困難だった。
ヤマガラ

イカル

スズメ目アトリ科イカルは頑丈で大きな黄色いくちばしが特徴。山麓や平地の林に見られる鳥だが、この日は標高が700m付近にいた。「キー コー キー」と、よく通る声で鳴いていたのですぐにわかった。
イカル
イカル
イカル

カラ類

山地の主役はやはりカラ類だ。ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラは常連さんで、何度も姿を見せてくれるが、ちょこまかと落ち着きなく動き回るので、撮影チャンスはそれほど多くない。ところが人に近づいてくれることがあり、そのときが撮影チャンス。この日ヒガラが3mくらいのところでモデルになってくれた。ヒガラはこの地方では、山地でしか見ることができないが、シジュウカラは市街地から山地まで生育範囲が広い。
ヒガラ
ヒガラ
ヒガラ
シジュウカラ
マンサク

マンサク

この樹木の花を見ると、待っていた春がやっと来たなと実感できる。藤原山系ではそれほど多くない樹木だが、若葉が出る前に花が咲き、春一番に花が開くのでよく目につく。語源は、「まず咲く」とか花が多いので「万年豊作」に由来するようだ。覚えやすい花の名前だと思う。

セツブンソウ

開花株は3輪ほど。雪解けが遅れた分、例年より開花が遅れていた。
セツブンソウ