2022年3月5日 No.1420
三重県の山 熊野古道八鬼山 Page1
【概要】
雑誌「山と渓谷」の取材で熊野古道八鬼山越えを歩いた。三重県の山では尾鷲市の山として扱っている。登山コースは、世界遺産熊野古道の石畳道を歩いて山頂を踏めるのが特徴。展望は山頂から少し南に入ったところの桜広場から熊野灘が眺望できる。
世界遺産熊野古道八鬼山越え
山が海に迫るリアス式地形で昔は、道を通すには山越えしかなく、標高が600mを越えるこの区間が、熊野古道の最難所となった。尾鷲市は全国で屈指の多雨地帯で、巡礼街道は石畳で整備され、雨による災害から道が守られている。
さて今回のルートは、熊野古道センターを基点に、向井から三木里へ抜けJRで戻ることにした。石畳がいい状態で見られるのは向井から八鬼山の間だが、山頂から引き返すより、三木里に降りた方が変化があって面白い。ただ、昼間は列車が2時間に1本なので、列車の時刻に合わせたプランとなる。




町石と一里塚
1町(約110m)ごとに置かれた地蔵尊の道標。




