2022年2月23日 No.1417

日本百名山 美ヶ原登山 Page1

【行程・登山者】

【2月23日】湯の山満天星P〜三ツ口谷登山口〜三ツ口尾根〜県境 ピストン
【撮影機材】OLYMPUS EM5mark3 M.ZUIKO ED12-200mm  GoPro9 insta360 one x2
YouTube
https://youtu.be/J7IqHixVyks

【概要】


今回は南アルプス聖岳山行を計画したが、林道の芝沢ゲートまで入れず、先日からの積雪状況を鑑み、急遽、山域変更を決断した。結論として、移動時間、行動時間を考慮し、初日を美ヶ原、二日目を北アルプスの焼岳に登ることにした。

山域変更


今回は南アルプス聖岳山行を計画し、前夜、飯田市内にビジネスホテルに宿泊した。4時過ぎに出発し、国道152号線から南アルプスエコーラインに入た。今期、光岳の登山痔一度訪れていて、何の不安もなく芝沢ゲートを目指した。林道は除雪されていてアプローチには困らないだろうと思っていると、ゲートの2キロほど手前で落雪のために通行ができなかった。往復4キロほどのアルバイトになるので、聖岳も可能ではあるが、林道の積雪状況を見ると、聖平小屋までは無理と判断し、急遽、山域の変更を決断した。



地理的にこの位置からだと南アルプス塩見岳が候補に挙がったが、時間的に無理だ。次に群馬の谷川岳も候補に挙がった。この日は移動にあて、ゆっくり湯につかり、翌日登山もいいなと思ったが、寒気の流入で日本海側の影響をうける谷川岳の気象予報は芳しくなかった。高山へ登る場合、積雪直後はアプローチが鬼門なので、それがクリアできるところは焼岳ということで、中ノ湯に宿泊予約をとった。それで初日はどうするか。半日の登山で行ける山を検討したところ、美ケ原が候補に上がり登ることにした。
聖岳
兎 聖 上河内

美ヶ原ダテ河原登山口


美ヶ原は日本百名山だが、アプローチもよく容易に登れるのでマークすらしてない山だ。このような機会がないと多分、登らなかった山だと思う。半日の登山なら三城牧場からとのアドバイスで、ダテ河原登山口に向かった。登山者らしき車が数台止まっていた。明日が焼岳が本命なので、展望が開けたところまで言って写真でも撮るつもりで何も持たずに出かけた。しかし、登れど展望は開けず気がつくと山頂の王の頭だった。
三城(さんじろ)牧場
尾根上部から見る御在所岳
ゴジュウカラ
唐松林のゴジュウカラ


天気が良くて霧氷は見られなかったが、前半は明るい唐松林のスノーハイクだった。野鳥が元気なさえずりが聞こえるのでよく見るとゴジュウカラだった。頭から背・尾は灰青色、顔から胸は白色。目を通る黒線がはっきりしているのが特徴だ。そして幹を下向きに歩けるのはこの鳥だけだ。望遠レンズを持っていなかったので、万能レンズM.ZuikoED12-200mmで撮影した。明るかったのでえそれなりに写った。
唐松林スノーハイク


スノーハイクが終わるとジグザグの急登で、一気に高度が上がり出す。登山のつもりできてないので、ストックもアイゼンもザックも持っていなかった。気温は低いが、日射しが強く、登るにつれ体が汗ばんできた。山頂にはアンテナ群が立ち並び、少し趣に欠けるが、展望は抜群だ。八ヶ岳、富士皿、中央アルプス、北アルプスが一望できた。とはいえなぜこの山が日本百名山なのか、「日本百名山」を読み返すと理由がわかった。2000mもの標高でこんなに広い原はないようだ。お得な百名山だと思う。
山頂のアンテナ群
美ヶ原山頂 王ノ頭 2034m
美ヶ原

中ノ湯


中ノ湯は焼岳登山でいつも利用する宿だ。15時〜17時に入ってくださいとのこと。美ヶ原からの移動で16時過ぎに到着した。車道の積雪が今年の豪雪を物語っていた。それはいいが明日、山頂に立てるかが疑問だ。1m以上の新雪で途中から引き返してきてるとこのこと。明日のことは明日考えることにして、温泉につかりおいしい料理を食べてゆっくり休むことにした。もし行っていれば今頃、冷え切った小屋で厳しい衣食住を強いられていたことだろう。
霞沢岳