2022年1月22日 No.1411
鈴鹿山系 冬の鎌尾根敗退の記 Page1
【行程・登山者】
【1月22日】宮妻渓谷駐車場7:40〜水沢峠登山口8:50〜11:30水沢峠11:45〜12:30水沢岳〜キノコ岩〜水沢岳13:20〜水沢峠13:40〜水沢峠登山口14:50〜駐車場15:35 +780m 8.6km
【撮影機材】OLYMPUS EM1mark3 M.ZUIKO ED12-100mm GoPro9
YouTube
https://youtu.be/nIZnhuDmAcw
【概要】
鈴鹿南部の冬の山岳風景の撮影のため鎌尾根を歩くことにした。積雪期も何度か歩いているが、積雪状況によりコースタイムは大きく変わってくる。1月に入り断続的に積雪が続き、昨日も積雪があった。稜線まで頑張ればなんとかなるだろうと思い頑張ったが、水沢峠手前で腰まで埋まるラッセルに大苦戦し、水沢岳で引き返した。しかし、天候に恵まれ鈴鹿南部の山岳風景が撮影できた。
鎌尾根
鎌尾根は無積雪期、展望のより快適な岩稜のスカイラインだが、積雪期になると難易度が上がる。この日は高気圧圏内に入り冬型が緩む予報だった。雪もたっぷりあるので冬の山岳風景撮影には好条件の日だった。入山者は出発時点で我々の他に1人だった。鎌尾根をやるらしいが。
林道を登り始めると徐々に積雪が増し、20センチくらいになった。歩きにくくはないが、徐々にパワーを消費されていく。水沢峠登山口付近で積雪は30センチほどになった。

宮妻林道
宮妻林道は駐車場までは、積雪もそれほどなく通行可能だった。ただし、昨夜の気温低下で凍結しており、スリップに注意して渓谷の駐車場に入った。ここは冬山の登山口としては入山者は少ない。コロナ禍で人混みを避けたのはいい判断だったが、トレースは全くなく苦戦を強いられることになった。



登山口〜水沢峠
積雪が増してきたので登山口を入ったところでワカンを装着した。固まった雪に新雪が二,三十センチ乗った状態なので、歩けいる状態だったが、最後のルンゼで進めなくなった。

峠直下で大苦戦
峠直下なので雪が吹き溜まっていて、腰までのラッセルを強いられた。峠までの標高差200mで2時間を使ってしまった。登山道はルンゼを詰める形になっているが、雪崩の危険があったので右岸の尾根に逃げた。腰までのラッセルでなんとか稜線に這い上がると、張り出した雪庇の直下だった。危ないので左に逃げて抜けようとしたら雪庇が崩壊した。危なかった、下敷きになると脱出できそうにない雪の塊だった。







水沢岳
峠を11:30に通過した。時間的には想定内だったが、今度は稜線で苦戦した。想定以上に積雪していて思うように進まない。峠から山頂までの所要時間は倍の1時間で、この状態では縦走は時間的に無理と判断し水沢岳で折り返すことにした。戦闘終了に伴い気分が和らいだ。水沢岳はどこが山頂かわからないほどの積雪だった。キノコ岩まで足を伸ばし冬の山岳風景を楽しんだ。






