2021年12月19日 No.1405

雪の入道ヶ岳に登る 鈴鹿山系 Page1

【行程】

12月19日
愛宕社8:50〜送電線〜北尾根避難小屋9:40〜10:50北の頭11:10〜11:20入道ヶ岳11:45〜井戸谷〜椿神社13:00 +-750m 6.5km 4h20m


【YouTube】

https://youtu.be/wZKodRNB_-0

【概要】

登山ガイドブックや雑誌の冬の写真が枯渇していた。ここ数年、暖冬で積雪が少なく、撮影チャンスが少なかったのが原因だ。今年はラニーニャ現象が春先まで続くようで冬が厳しい予報だ。そこで、南アルプスから帰ったら第一級の寒波が襲来し、鈴鹿の山に雪を運んできてくれた。今日も寒気の流入が続いていて、撮影に少しでも青空がほしかったので南部の入道ヶ岳に登ってみた。

北尾根コース

今年の秋は紅葉の撮影で宮妻から周回した。今回はノーマルルートで登りに北尾根、下りに井戸谷コースを使った。北尾根コースは随分長く登っていなかった。登り始めるとコースの状況がよみがえってくるが、なんだかコースに新鮮味が感じられた。アプローチの舗装道路が凍っていたので、最初からスパイクを装着した。


積雪は登りはじめで20センチくらいか。トレースがしっかりとしているので、昨日も登山者があったようだ。登るにつれ積雪が増していった。木の枝に積もった雪が時折どさっと落ちてくるので油断ならない。蝉の抜け殻を見つけた。時が止まったようだ。このからの住人は子孫を残しすでこの世にはいないだろうと思うと、生き物の命ははかないな。振り返ると伊勢湾が輝いていた。
山麓から見上げる入道ヶ岳

北の頭

北の頭ではシュカブラがきれいだった。しっかりと雪が降らないとできない。山頂付近で50センチ以上の積雪があった。この分だと鈴鹿北部の積雪はかなりのものだ。このまま気温が上がらないといいが。これが根雪になり、さらに雪が降ると雪山らしくなる。年末年始あたりで集中的に撮影してみたい。
雲母峰

山頂

山頂で昼になったが、寒気の流入は続いているようで、鈴鹿主稜線上には黒い雪雲ができている。もう少し冬型が緩まないと青空は出てくれない。山頂付近で風をよけて昼食休憩にした。続々と登山者が登ってきた。入道ヶ岳はやはり人気山岳だ。