2021年12月8日 No.1402

茶屋川から静ヶ岳に登る Page1

【行程・登山者】

2021年12月8日 No.1402
茶屋川8:10〜11:05静ケ岳11:40〜茶屋川13:50
撮影機材 GoPro9 Sony ZV1
YouTube バージョン 
https://youtu.be/W45gj61pHKU

【概要】


紅葉の撮影が一段落した。ルートチャックも終わり今回は、初冬の茶屋川から静ヶ岳に登った。静ヶ岳は分県登山ガイド「三重県の山」でも扱っているが、担当は内田さん。なのでなかなか行くことない山だ。静ヶ岳は鈴鹿山系では三重県側から最も深い山だが、茶屋川からバリエーションルートで登ると近い。ガスと強風で条件は登山の条件は悪かったが、山名と同じで静かな山歩きができた。

茶屋川

林業や釣りなどの観光でこの林道は維持されている。といっても車で終点の茨川まで行こうとすると大変だ。ダートで落石もあり神経を使う。それでも何年か前にパンクさせてしまった。林道は茶屋川に沿っていて、美しい渓流を見ながら走れる利点はある。数年前に鈴鹿国定公園のパンフレットを作成する際、滋賀県側からルートとして、るう宇賀岳は太尾コース、藤原岳は迷い谷、伊勢谷コースを掲載した。いずれも、この林道を使う。定期的にチェックをしておきたかったので今回は無名尾根で静ヶ岳を目指した。
とりつきはどこの尾根も急斜面だ

無名尾根

バリエーションルートなのでルートは明記しないが、地形図で静ケ岳につながる尾根をみると概ね推測できるのでは。11月であれば、尾根の紅葉が楽しめるが、12月ともなるとすでに終わっていた。コハウチワカエデ、コミネカエデ、シロモジ、ブナなどの紅葉が楽しめる。


この時期の楽しみといえばきのこだろう。今回もナメコ、ヒラタケがあった。それからブナやミズナラが、はお落としているが、見ているだけで森の豊かさが感じられる。今回は天気が悪かったが、落ち葉を踏みながら、ブナの木を探しながら歩くのも面白い。コロナの影響かどうかわからないが、最近、登山者が急増している。登山はスポーツ的な楽しみもさることながら、風景や自然の美しさをじっくり味わえる機会にもなる。ぜひとも継続して山歩きのおもしろさを深めて行ってほしい。
オオイワカガミ
ブナ

稜線

稜線に上がるとガスがひどくて真っ白だった。おまけに強風が追い打ちをかけ挫けそうになるが、久しぶりなので静ケ岳の山頂を踏むことにした。

静ヶ岳

静ケ岳は、三重県側からアプローチするとなかなか奥深い山だ。何度も山頂を踏む山でもない。分県登山ガイドでは、この山は内田さんの担当なので、取材で来ることもなく、私自身も遠い山だ。久しぶりに山頂を踏んだ。おにぎりとコンソメスープで軽く昼食をとった。さて帰りは同じ尾根も面白くないので、別の尾根で下ることにした。
オオイワカガミ
アズキナシの実

尾根の下り

バリエーションは尾根の下りが難しい、支尾根に入ると難儀する。GPSがそれほど普及してないときは、コンパスと地形図が頼りだったが、今は、スマホがあれば簡単に現在位置を向かう方向がわかる。


この尾根もミズナラ、ブナ、カエデ類の落葉樹林が多く美しい尾根だ。アズキナシの実がたくさん落ちていた。今回は取材義務がなかったので、気楽に思うままに歩けて楽しかった。