2021年10月22日 No.1388

大台ケ原 紅葉と星空を楽しむ Page1

【行程】

2021年10月22日 No.1388
東大台ハイキングコース
撮影機材OLYMPUS EM1mark3 ED12-100mm GoPro9 Sony A7R4 tamron 20mm f2.8

YouTubeバージョンはこちらですhttps://youtu.be/BuN_5R72yCs

【概要】

寒気が流れ込む季節になっていた。季節の変わり目で天候を見るのが難しい時期だ。星空の撮影に特に雲があると撮影ができない。朝起きて天候をチェックすると大台ケ原が夕方に晴れる予報に変わった。急遽、現地に乗り込むことにした。登山ガイドブックで大台ケ原も担当域になるので、季節ごとの写真撮影はルーチーンになっている。標高は1600m以上あるので、そろそろ紅葉が見頃だ。夕暮れまでは紅葉風景の撮影をし、その後、星景撮影をした。

大台ケ原

紅葉を期待して大台ケ原に向かった。ドライブウェイで、どのあたらいが見頃かと思いながら、徐々に高度を上げた。時期が少し早かったのか、駐車場付近はまだ少し早いようだ。色鮮やかな、ドウダン、ナナカマド、ハウチワカエデはそれほど多くない。落葉広葉樹はブナ、ミズナラ、オオイタヤメイゲツ、シロヤシオ、リョウブなど主体で、どちらかというと黄色系でそれほど鮮やかな発色はしない。標高的には亜高山帯のちょっと手前で、標高的にブナ、ミズナラ、カエデ類の限界付近だ。

尾鷲道

まずは尾鷲道方面に歩いてみる。というのは、正木峠に早く上がっても、日没までには時間があり、寒さに震えて日没を待つのも嫌なので、比較的広葉樹の多い尾鷲道を少し歩いてみることにした。東屋で休憩しているとカケスが出迎えてくれた。ぱっちり姿は捉えたが、ざんねんながら野鳥用のレンズは持ってこなかった。なかなかカケスも撮影の難しい鳥で、こんなときに限ってチャンスがやってくる。

ブナの葉は、黄色くなり始めたところだった。ミズナラもしかり。野鳥が活発だ。姿は捉えられなかったが、シジュウカラ、ヒガラが騒がしかった。ルリビタキの鳴き声ま聞こえる。粘ればチャンスは巡ってきそうだが、ざんねんながらレンズを持ってくなかったので勝負にならない。
ナナカマド
コハウチワカエデ
ナナカマド
コゲラ
スギゴケ
カマツカ
シロヤシオ

野鳥

森は、カマツカ、ガマズミ、ナナカマドの赤い実がきれいだった。尾鷲道で適当に時間を潰し、日没に合わせて正木峠に上がることにした。この時間になると登山者は誰もいない。こんな時間から登るものはいないだろう。人の気配がないので、皮肉にも野鳥が活発だ。300mm(600mm)の小型レンズでも持ってくればよかったと思いながら歩いていると。猛禽類のペアを発見。トビよりも小さい、羽が茶色系。はやぶさくらいの大きさだが、体型が明らかに違う。後で調べたらやはりノスリだった。

仕方がないので、100mm(200mm)で2倍の電子ズームを使い、400mm相当で撮影。そして次にコゲラが来て、最後の仕上げはルリビタキのメスだった。ルリビタキは結構、接近できるので100mでなんとか撮影できた。ルリビタキは留鳥だが、寒くなると里山に降りてくる。今度は里山で出迎えてみよう。最近、Photoshopの機能にスーパー解像度というのが追加された。ソフト的に画像を大きくしてくれる機能で、結構使える。今回の野鳥の写真は、どれもスーパー解像度を適用した。
シロヤシオ
ノスリ タカ科
ルリビタキ メス