2021年6月21日 No.1365

森吉山 秋田の山  Page1

【行程】

2021年6月21日 No.1366
阿仁ゴンドラP〜山頂駅〜石森分岐〜阿仁避難小屋〜森吉山1454m ピストン
撮影機材 OLYMPUS EM1mark2,3 ED12-100mm ED4-140mm GoPro9

YouTubeバージョンはこちらですhttps://youtu.be/7vxYpw1g4C8

【概要】

花の百名山は田中澄江が選定した100座だ。森吉山はこれには漏れているが、山と渓谷の花の百名山には選定されている。このガイドブックで私は東海の山を4山担当しているので、他の山域の山についても興味深い。森吉山は知らなかったが、今年の春、秋田の大川ガイドさんから知らされた。田代と森吉がいいらしいので、とりあえず今回は森吉山を選んだ。秋田駒から移動距離は90km約2時間。ゴンドラが使得るので半日登山で行けると判断した。

阿仁ゴンドラ

夏はスキー場のゴンドラが利用でき、標高540mから1160mまで高度と時間を稼ぐことができる。ブナ帯の登山口まで車で上がる場合は山頂駅まで1時間かかる。クマゲラなどブナ帯の野鳥も気になったが、今回は時間がないのでゴンドラを利用した。緩やかな山道が続く。ハクサンチドリ、ゴゼンタチバナ、シラネアオイ、アカモノなど、秋田駒と同じような花が咲いていた。鈴鹿のタニウツギはすでに花が終わったが、ここはまだつぼみだ。
ゴゼンタチバナ
イワイチョウ
タニウツギ
アカモノ
ハクサンチドリ
ミツバオウレン
オオバキスミレ

木道を歩き石森分岐まで進むと森吉山が見えてきた。山頂はガスに包まれていた。ここから阿仁避難小屋付近までは湿地帯になていて池塘が点在していた。水芭蕉が花を咲かせていた。東北の山の森林限界は1600mで、アルプスは概ね2500mだから、1000mの差がある。高山植物がこの高さで見られるのは不思議な感覚だが、ほぼ森林限界なのでうなずける。水芭蕉を見て、花なら何でも見せてくれる山だなと思った。
森吉山
ゴゼンタチバナは咲き初め
水芭蕉
水芭蕉
タニウツギ
イワカガミ
チングルマの群生
歩いてきた稜線
赤っぽい葉はハナヒリノキか
たまには山頂で写真を撮るのだ

山頂付近

山頂の手前のチングルマの群生が素晴らしかった。ちょうど花の見頃だ。山頂に上がるとガスがとれパノラマ展望が開けた。東北の百名山が一望できた。花見登山とはいえ、山はやはり展望がないと寂しい。山頂にハナヒリノキがあった。多分そうだ。中部山岳では高山帯。鈴鹿はもっと低いが、ウラジロハナヒリノキがある。
チングルマ
ゴゼンタチバナ