2021年5月25日 No.1357

一の壁 中尾根バットレス 御在所岳 Page1

【行程】

2021年5月25日 No.1357
一の壁 右ルート、4ルート
中尾根バットレス カリフォルニア・ドリーミング
撮影機材 Lumix TX1 GoPro 7

YouTubeバージョンはこちらですhttps://youtu.be/-7rfgqtM87c

【概要】

梅雨時の晴れ予報は貴重なので、老体に鞭打って藤内壁に出かけた。今日は貸し切りかと思っていると、藤内小屋であさこさん二人パーティーと出くわした。この日は他に1パーティーあり、藤内は3パーティーで貸し切りだった。普段は教えるばかりなので、一の壁で右ルートでウォームアップし、4ルートを登った。すると、風が止んで晴れてきたので、チャンスとばかりに久しぶりにバットレスをやることにした。

藤内小屋

小屋前は土日の賑わいはなく静かだった。休憩しているとあさこさんたちがやってきた。梅雨間の晴れは逃さない。一緒に藤内壁に上がることにした。北谷はタニウツギが多い。日本海気候要素の樹木だが、太平洋側に面している鈴鹿山系でも見られる。水場を少し上がると谷筋にタツナミソウがさくたん咲いていた。
タニウツギ
タツナミソウ
タツナミソウ

藤内沢

今日も朝からミソサザイやオオルリが騒がしい。天気がいいと鳥たちも活発さ。岩場のイワカガミが見頃になっている。シロヤシオはすでに落花している。アブラツツジの花の蕾が膨らみ始めた。オオルリが前尾根のP72ピッチ目の枯れ枝の先っぽで元気よくさえずのを見ながら一壁に上った。
藤内壁
オオルリ
岩壁に咲くイワカガミ

一の壁

朝は少し寒かったので、陽の当たるダイレクトと右ルートでアップすることにした。カトリーヌチームがダイレクト(Ⅴ)、我々はその横の右ルート(Ⅴ)。風があって日差しがあったので岩のコンディションは良好だった。
ダイレクトをリードするあさこさん
右ルートのうさぎ
中尾根
イワカガミ

4ルート

2本目は少しグレードを上げて我々は、4ルート(Ⅵ 5.10a)を登った。4ルートは1の壁の卒業ルートで、ここをリードできればクラッシックルートへ挑戦OKだ。随分久しかったように記憶している。ここ数年は入門者を連れてくることが多いので。カトリーヌチームはコンテストに移った。距離があるので、中々お互いの撮影が難しい。
すばらしいロケーションの一の壁
4ルート
4ルート
4ルートを撮ってもらった

バットレスへ

ダイレクトも4ルートも距離が長いので老体には厳しい。少し早いが、おにぎりを食べながらカトリーヌチームのブーメランを見物した。昼近くなると暖かくなり、藤内壁全体が爽やかな空気に包まえれてきた。青空と乾いた岩は、コンディションがいいので、日当たりの良い中尾根のバットレスをやることにした。カリフォルニア・ドリーミング、こんないい条件で登るにふさわしいルートだ。
ブーメラン5.11bを登るあさこさん
我々はバットレスへ