2021年5月11日 No.1353

仙香山 鈴鹿山系 Page1

【行程】


三池岳登山口尾根道分岐7:20〜八風神社中の鳥居7:55〜滝谷出合8:15〜段木9:40〜昼食〜段木尾根分岐10:30〜南峠11:00〜仙香山11:10〜八風中峠11:20〜The Rest Rock〜八風峠11:50〜坂中地蔵11:25〜登山口13:45 +750m 7km 6h30m
撮影機材 OLYMPUS EM1mark3 ED40-150mm MC20 OLYMPUS EM1mark2 ED12-100mm GoPro 9

YouTubeバージョンはこちらですhttps://youtu.be/_J2fCqntzxw

【概要】

登山だから山名を書かないといけない。とりあえずピークらしいところは仙香山983mとしておく。先週に続き同じ山域に入ったのは、シロヤシオ、シャクナゲ、イワカガミそして野鳥を探鳥するためだ。特にシロヤシオに関しては今年、花芽が多く期待感があった。野鳥もアカゲラ、オオルリ、キビタキなどもっといい写真が撮りたいと思ったからだ。

仙香山

野鳥撮影がしやすく歩きやすい八風街道は、下りに使うとして、登りには今回、段木(だんぎ)尾根を使うことにした。この山域は北に竜ケ岳、南に釈迦ケ岳という大御所に挟まれた山域で、八風峠は知名度があるが、三池岳にしろ今回の仙香山にしろ、山としての認知度は低い。山麓から見ると小さなピークがいくつも連なっているように見え、すこし目立つピークを三池岳と仙香山の山名がある。古い文献には、この山域に「八風嶺」とか「八峯山」と書かれているようだ。ということで今回は、山の名を「仙香山」とした。
段木
八風神社中の鳥居
滝谷の大滝

滝谷の大滝

 先週は八風神社中の鳥居の撮影を忘れた。藪の中にある鳥居で、作業道ができたからだろう。付近には御旅所があり、鳥居が入り口だったのだろう。今回は先週ほど鳥の鳴き声が少ないが、滝谷の出合まで来ると、もみの木のてっぺんにオオルリが止まり盛んに鳴いていた。距離があったので解像度は出せなかった。
段木
オオルリ
オオルリ

段木尾根

段木尾根は、滝谷の出合いから取り付く。はっきりとした尾根が谷に降りていて、踏み跡があるのでわかると思う。一般登山道ではないが、山なれた人には歩かれていて、尾根の末端が急なので一般道にはできないだろう。降り積もった樫の葉を足で避けながら、滑らないように登った。痩せ尾根に多いのがシャクナゲでちょうど見頃になっていたので、写真がシャクナゲばかりになった。尾根は中断でくびれるが、2つ目の急登りで段木に登りつく。尾根が段になっているので段木というのかわからないが、露岩のあるガレ場で、樹木がなく展望の良いところだ。ここを過ぎるとシロヤシオが多くなてくる。
ホンシャクナゲ
イワカガミ

段木(標高900m)は展望に優れていて、長居をしたくなるところだ。ここからもう一段上がると緩やかになって県境縦走路に合流する。合流地点は、木の薄くなった赤いペンキが目印だが、意識しないと見落とす。というより、安全を考えると、この尾根は上りに使った方がいいだろう。段木から稜線まではシロヤシオが群生していて、大変花つきが良かった。しかし、蕾が多く、満開までには後1週間はかかるだろう。少し早いが、お腹が空いたので昼食にした。
段木の展望
シロヤシオの多い尾根だ