2021年5月7日 No.1351

霊山 伊賀の山 Page1

【行程】


霊山寺から山頂ピストン
撮影機材 OLYMPUS EM1mark3 ED40-150mm MC20 EM1mark2 M.ZUIKO ED12-100mm GoPro7

YouTubeバージョンはこちらですhttps://youtu.be/cgSqbepQwD4

【概要】

霊山は分県登山ガイド「三重県の山」で伊賀の山として取り上げている。歴史は古く山頂にはかつて伽藍があった。霊山寺から山頂に通じる道は参道だった。標高差300mを1時間で登る。季節の草花としてこの時期、クリンソウが咲く。こに山の担当を内田さんに引き継いでから登ってなかったので、今回は花を目当てに出かけてみた。

霊山寺

登山口の霊山寺から参道を登っていく。ガイドブックの取材で何度も登っているが、この時期に登るのは始めてだ。天気が下り坂だったので、駐車場に登山者はいなかった。この日は下山時に2パーティーと行き交ったのみだった。シカがお寺の近くまで降りてきていた。
霊山寺
シカ 
クリンソウ

霊山の山頂

四方に展望が開けているので一等三角点がある。平安から江戸時代にかけての寺院跡がある。山頂からは伊賀盆地を俯瞰でき、室生山地、青山高原が見える。アセビ、イヌツゲの群落があり県指定の天然記念物になっている。ツツジが綺麗で、ヤマツツジが咲き始めていた。

クリンソウ

花が段になって咲くのでクリンソウの和名がある。亜高山帯に行けはよくみられる草花だが、三重県においては絶滅危惧類に分類され、レッドデータブックでは生育地は非公開となっている。しかし登山道の脇に咲いているので、登山者なら目にとまるだろう。
ヤマツツジ
山頂の遺構
山頂からの展望
ホソバテンナンショウ
クリンソウ
クリンソウ

野鳥

鳴き声は、キビタキ、オオルリ、ツツドリ、アオバト、アカゲラ、ヒガラなど確認できた。アオバト以外は撮影できそうな距離だったが、残念ながら姿を捉えることはできなかった。駐車場まで帰るとコゲラがくれた。魚釣りに行って魚が釣れないのを坊主というが、それは免れた。虫をたくさん咥えて巣に運ぶのだろうか。

コゲラ
コゲラ
コゲラ 虫をいっぱいくわえています