2021年4月20日 No.1342
愛知川散策 鈴鹿山系 Page1
【行程】
朝明渓谷駐車場9:30〜根の平峠10:50〜上水晶谷出合12:00〜愛知川散策〜上水晶谷出合13:00〜根の平峠14:10〜駐車場15:10
撮影機材 OLYMPUS EM1mark3 M.ZUIKO ED100-400 EM2mark2 ED12-100mm GoPro7
YouTubeバージョンはこちらですhttps://youtu.be/y3q9CmJ2Qeg
【概要】
花と野鳥に会いに愛知川周辺を散策した。この山域では今、尾根や稜線でアカヤシオの花が見頃になっている。今回は少し趣向を変え、ヤマシャクヤクを見に行くことにした。そろそろ咲いていると思うが、先週は少し気温が下がったのでどうだろうか。また、野鳥が観察しやすい時期だ。葉が茂りだすと見通しがきかず撮影がしにくくなる。今回は、オオルリの初撮りができ嬉しかった。
千種街道
伊勢と近江の国を結ぶ千種街道が通っていた。朝明渓谷は多くの商人が行き来した伊勢側の玄関口だったようで、今では観光開発されキャンプ場、山の家がある。山仕事で入る人も少ないだろう。今回は平日だったが、駐車場は登山者で賑わっていた。駐車料金は500円。歩き始めると、エナガが飛び交っていたが、撮影で深追いせず、先に進んだ。新緑を見ながら歩いていると気持ちがいい。ミツバツツジが咲き始めヤブツバキの花がまだ咲き残っていた。イワカガミが花柄を伸ばし蕾が膨らみ始めた。ミソサザイ、オオルリが鳴いている。オオルリのメスはもう少し後で渡ってくるので、その頃になると縄張りを主張するので姿が見つけやすくなる。この時期は撮影が難しい。


根の平峠
根の平峠は国境でもあり分水嶺でもある。平坦地があり昔、山仕事の作業小屋があったそうだ。 鈴鹿山脈の成り立ちから、近江側は傾斜がゆるい。枝沢がいくつもあり、落葉樹林が広がっている。若葉がまだ出ていないので明るく、気持ちよく歩ける。
シジュウカラ、ヒガラなどが活発だ。子育てが始まったようで、巣穴に出入りする様子が見られた。オオルリが鳴いたので、身を潜めると20m以上先に姿を目視できた。光が強いのでものになりそうだが、もっと近寄りたい。木に隠れながら忍び足で距離を10mくらいまで詰めることに成功。今季初撮りなので嬉しかった。もうここで引き換えしてもいいくらいの満足感が得られた。オオルリは夏鳥として渡来し、低山の沢沿いの広葉樹林で繁殖する。明るいさえずりで、ジジッと濁った声が入る。特徴的なさえずりなので、比較的見つけやすいが、撮影となるともう一段難易度が上がる。


