2020年11月11日 No.1317

牛草山(南伊勢)干支の山 Page1

【行程・登山者】

伊勢路川登山口〜牛草山〜登山口〜伊勢神宮
【登山者】隊長、うさぎ
【撮影機材】OLYUMPUS E-M1mark3 M.ZUIKO 12-100mm

【概要】

干支の山で、南伊勢と度会をまたぐ牛草山を取材した。標高は550mと低いが、このあたりの最高峰の山だ。コース上は太平洋側の代表的な照葉樹林で、その中に所々、コナラ、ヒメシャラ、ヤマザクラ、イヌシデなどの落葉樹が混ざる。照葉樹は、ヤブツバキ、シキミ、アセビ、ウバメガシ、タブノキなどが主体だ。コゲラ、シジュウカラなども見られる豊かな広がっている。
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牛草山

山名の由来が判らなかったので、県立図書館で資料を調べた。これがなかなか難しい、まずは資料室で、南勢町誌を見るが、最高峰は牛草山と出てくるだけで、山名に関しての記述はない。地誌のコーナーで「日本山岳ルーツ大辞典」というのがあり、ページをめくってみると全国の低山から高山までの由来が書かれていた。県立図書館まで足を運んだ甲斐があった。
山頂からの展望
登山口
伊勢路川の渓流
ヒメシャラ
コゲラ
鹿子木
籾の木
牛草山の山頂 ドローンで撮影

山頂展望

展望の良い山頂だ。自然林に覆われているが、南東方向に展望が確保されている。人為的なもで、手入れをしないと樹木が伸びて視界がなくなりそうだ。すでにアセビやシキミが伸び始めていた。五ヶ所湾、志摩半島などリアス式の地形が見て取れる。朝日に輝く熊野灘も綺麗だった。取材前、方角を見るとまともに逆光だったので、午後からの方がいいか迷ったが、明瞭度を考えると朝が有利と判断した。海が光ってくれたのでものになった。ドローンで山容の撮影をするつもりだったが、風が強くて高度があげられなかった。
ウバメガシ
イヌシデ

伊勢神宮

牛草山だけなら時間の行程なのでものたいりない。伊勢神宮に初詣を兼ねて、干支の山に登ると記念になりそうだ。登山口から車で20分ほどの距離だった。久しぶりにおかげ横丁を歩いてみると、大変混雑していた。大変密になっていたので心配だ。手こね寿司と伊勢うどんを食べ、赤福を買って帰路についた。
おかげ横丁の賑わい 超 密
伊勢うどん
手こね寿司