2020年8月26日 No.1299

御在所岳前尾根(鈴鹿山系)  Page1

【行程・登山者】

【8月26日】
裏道登山口5:50〜藤内小屋6:30〜藤内沢出合7:00〜やぐら10:40〜前壁ルンゼ11:50〜藤内小屋12:40〜登山口13:10
【登山者】隊長、ゆうさん

【概要】

梅雨とコロナと猛暑で、御在所に行く機会が無かった。まだまだ猛暑は続いているが、遠征のバリエーションに備えて、前尾根で鈍った感覚を呼び起こすことにした。天気は午後から下り坂で、藤内小屋から見上げる藤内壁はガスに曇っていた。吹き出す汗を拭いながら岩場に入った。

御在所岳

例年とは違いすでに学校の2学期が始まり、家族連れもいない。早朝とはいえ、登山口周辺は駐車する車が少なく閑散としていた。しかし、登山口にはすでに県外ナンバーの車が2台駐まっていた。気温は20度前半だが湿気が肌にまとわりつく感がある。歩き始めると足が重い。
鎌尾根
雨乞岳

藤内壁

出合から見上げる藤内壁は閑かだった。一番乗りかと思ったが、入ってみると、3人パーティーが前尾根の登攀の準備をしていた。ギア類が真新しく時間がかかりそうだったので、P7を飛ばしてP6からのスタートにした。こちらは、重い荷物を持ってのつるべの練習なので目的が違った。

前尾根

P6は私がリードし、それ以後はつるべで登攀した。つるべだとさすがに効率がよい。ギアの受け渡しが少ない、ロープがスムーズに出る。1ピッチごとに休憩ができる。など、メリットは大きい。今回は、GoProで撮影してみた。以前からGoProは仕事でも使っていたが、クライミング見持ち出すのは始めてだった。ヘルメットに装着するアタッチメントは取り付けていたが、今季亜hあ、ザックに取り付けてみた。これは失敗だった。
ユーさんリード
私がリード

P4〜P2

P4の登攀中に、ポツポツと雨粒が落ちてきた。もう少し酷くなると、下るか登るかの判断を迫られる。雨に濡れても、P2を飛ばせば、登攀は可能なので行くことにした。しかし、P4が終わるとまたガスが晴れだした。展望の良いところなのでありがたい。順調に進んで、P2やぐらに辿りついた。まだ雨の心配はなさそうだ。ここまで来てようやく、体がクライミングの使い方になってきた。気持ちよく、P2を登ることができた。

前壁ルンゼ

午後から天気が崩れる予報だたので、山頂に抜けるのはやめて、前壁ルンゼを下った。P2の頭は涼しいくらいだったのに、降り始めるとまた汗が噴き出してきた。夏場の御在所岳は、登山するにもクライミングするにも暑くて辛い時期だが、やればやっただけ答えてくれるような気がする。
YouYube → https://youtu.be/5J9aCPebZp4