■銚子ケ峰(両白山地) 2020年6月21日 No.1292 |
|
| ページ1 | ページ2 | 概要 そろそろ夏の花が咲き始める季節になった。二年続きで三ノ峰に登っていたが、今年は久しぶりに銚子ケ峰に登ることにした。梅雨の晴れ間で雨の心配は無かったが、暑さに慣れていない体とつきまとう虫が心配だった。徐々に暑さと高度に体を慣らしていかないと、夏の高所バリエーションはおぼつかない。やはりこのルートは初夏の花が楽しめることと、残雪の山岳風景が楽しめることだろう。野鳥はあまり期待しなかったが、ホシガラスと出会えたことが意外だった。 石徹白登山口 移動制限が解除されたこともあり、駐車場は車であふれていた。銚子ケ峰は過去に何度か来ていたが、しばらく間が開いて、5年振りとなった。長い階段を登り石徹白大杉へ。しばらく見ていなかったが、樹齢1800年の巨木は見応えがある。屋久島の縄文杉を思い出した。 アカモノ ブナ林の尾根道になると道端にはアカモノが目立った。アカゲラのドラミングと鳴き声が聞こえる、一瞬、姿を捉えたが写真には残せなかった。シジュウカラが活発に飛び回っていて撮影が成功した。白いスミレが2種あり、一種はタチツボスミレの白花らしい。
神鳩宮避難小屋が近づくとツマトリソウが見られるようになった。他に、ゴザンタチバナ、マイヅルソウもちらほら見られた。これらの花が見られると、亜高山帯に入ったことがわかる。
避難小屋まで来ると青空が広がり、陽射しがきつい。亜高山帯の針葉樹林はすくなく、ダケカンバ帯から林床がイブキ笹の灌木帯となり視界が開ける。コシアブラが多いが、すでに葉が開いていた。ダケカンバ帯で「ぎゃー」と鳥が鳴いたので、カケスかなと思いきや、なんと、ホシガラスだった。アルプスなど高山では良く見かけるが、この標高で見るのは初めてだった。
母御岩は風がよく通り涼しかったので、大休止した。このあたりの山が一望できる。
| ページ1 | ページ2 | 機材 OLYMPUS E-M5V 12-200mm | |
2020-6-24 Copyright (C) 20 k.kanamaru. All Rights Reserved. |