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■御池岳(鈴鹿)  2020年5月21日 No.1284
〜清々しい新緑の森を歩くと野鳥のさえずりが聞こえる〜
【行程】
コグルミ谷登山口〜テーブルランド散策〜御池岳〜鈴北岳〜鞍掛峠

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概要 緑が濃くなり野鳥の観察が難しくなってきた。また今日は気温が下がり鳥の動きも鈍かった。しかし、小鳥たちにとっては御池岳は楽園で、子育て餌取りに精を出していた。ツツドリ、ホトトギス、オオルリ、イカルは鳴き声のみだったが、カッコー、カケス、ジュウイチ、シジュウカラ、コゲラ、アカゲラ、ヒガラ、ミソサザイ、モズ、ホオジロ、トビが姿を見せてくれた。

寒気が入り涼しくなった。春の草花は終盤で、樹木はヤマツツジ、シロヤシオが咲いていた。コグルミ谷はひんやりとしていて鳥たちの動きもにぶい。鳥や花を見ながら尾根を登る。緑が濃くなり、野鳥の観察が難しくなってきた。


シロヤシオ

 
ヒメレンゲ

シマリスが活発に走り回っていた。谷筋はアカゲラ、ミソサザイ、オオルリのさえずりが聞こえる。アカゲラ、ミソサザイは姿を出したが、オオルリは姿を捉えられなかった。

 
トチ       ブナ

テーブルランドは気温が下がり少し肌寒いくらいだった。ニリンソウがまだ咲き残っていた。ホソバテンナンショウがあちらこちらで仏炎苞を立てていた。背丈が低くて可愛らしい。ハクサンハタザオは多い。少数派だが、ホソバノアマナが咲き出していた。


ホソバテンナンショウ


ボタン岩

ボタン岩に立つと鈴鹿北部の全景が俯瞰できる。先週に比べると随分、緑が濃くなってきた。若葉が作り落葉樹林の緑グラデーションが美しい。

 

 
エビネ     ホソバテンナンショウ


奥の平

ボタンブチで昼食。テーブルランドも鳥たちは活発で、特に、ホオジロ、アカゲラが元気だった。大きいのが飛んできて期待が膨らむが、よく見るとトビだった。


ニリンソウ


ホソバノアマナ

山頂に立ち寄り散策。立ち枯れの木に大きな穴を見つけた。アカゲラの仕業だろう。近くでおおきらドラミングが聞こえた。立ち枯れの木の裏に回るとツタがびっしりと幹を絞めていた。 鳥、花、樹木を観察していると飽きない。


すごい作業だ

 
ツタ          バイケイソウ

この日は曇りがちで時々陽射しが漏れた。御池岳がスポットライトに照らされたようで新緑が輝いていた。この日は意外と遠望がきいて、琵琶湖周辺がよく見えた。

   

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機材  OLYMPUS E-M1U、E-M5V  12-40mmf2.8pro、40-150mmf2.8Pro