2020年4月19日 No.1277
三国岳 鈴鹿山系 Page1


アカゲラ
稜線に上がると風が強かった。風裏で少し早い昼食にした。おにぎりを頬張っていると目の前にアカゲラが止まった。チャンスと思いカメラに手をかけると飛び去った。野鳥の撮影はこんなものだ。一日歩いてチャンスは数回で、そのうちシャッターを押せるのが約半分だ。歩きながらの撮影はこんなものだ。専門に撮りたいなら、声の聞こえるところでじっと待つのが得策だろう。しかしそうなると登山はできない。


稜線
稜線に上がると植物相が変わる。カタクリ、シハイスミレ、イワウチワなど、樹木はミツバツツジが鮮やかだ。タムシバもたくさん白い花を付けていた。シャクナゲは咲き始めだ。カタクリはまだまだつぼみが多く、日当たりの良いところで開花株が少しあった。ミツバツツジは鈴鹿では、何種類かあるが花と葉をよく観察しなかったので判らない。


シャクナゲ
山頂に上がると風が強かった。三国岳は複合的な山頂で、三角点、三県の県境、最高点からなる。そのまま引き返した方が早く下山できそうだが、ヒルが居るし、滑りやすい事を考え、烏帽子尾根で下る事にした。県境縦走路といっても、なかなかマイナーな稜線で、やせ尾根のアップダウンがある。こういう所はシャクナゲが多い。
ミツバツツジ
ブナも少しある。カタクリが意外と多い。所々に展望が開けている。足下で所々に咲くシハイスミレ、カタクリ、キランソウ、樹木ではミツバツツジ、タムシバを見ながら歩いていると楽しい。山腹では新緑が始まり、山桜が目立った。









時山分岐
時山分岐まで来たが、シャクナゲがまだ咲いていなかったで烏帽子岳の山頂はパスしてそのまま時山に下った。鉄塔の巡視路にもなっていた、歩きやすかった。

