最新情報  レポート  登山  バリエーション  ブログ  プロフィール

■大洞山(室生山地)  2020年4月8日 No.1276
〜山の草本と桜が咲く春の山麓を歩く〜
【行程】
スカイランド大洞9:00〜東海自然歩道〜倉骨峠11:00〜大洞山雌岳11:30〜雄岳12:10〜真福院13:10〜スカイランド大洞15:00 10km

概要 新型コロナ感染症の禍で出口の見えないトンネルに入っている。予防のワクチンや治療の薬もなく、おびえながら家にこもるしか手立てがない。人から人へ感染するので、人と接触しなければ感染の拡大を防げる。山は、三密を避けられるところで、登山することで気分のフィルレッシュ、体力の維持に役立つ。
登山はいつも、何かテーマを持って登ることにしている。バリエーションなどルートファインドの面白さ、山頂からの展望、美しい広葉樹林、樹木に咲く花や草花、野鳥など、四季折々の自然をテーマにすると、同じ山に同じルートで登っても新鮮さがある。
大洞山は火山活動による山だが、意外にも草本が豊かだ。例年この時期に、春の草花を見に登山を計画している。今回も、山麓の三多気の桜の開花と絡めて大洞山に登った。草花は、トウゴクサバノオ、エイザンスミレ、エンゴサク、ミヤマカタバミ、セントウソウ、タチツボスミレ、コガネネコノメソウ、シロバナネコノメソウなど、野鳥は、ゴジュウカラ、コゲラ、ヤマガラ、ヒガラ、ミソサザイ、カヤクグリが見られた。三多気の桜は見頃だった。

| ページ1 | ページ2 |

尼ケ岳、ドローンで撮影

東海自然歩道  大洞山の山腹を通る東海自然歩道に花が多い。苔むした石畳の雰囲気のある歩きやすい歩道を鳥の鳴き声に耳を澄まし、足下の花を探しながら歩いていると、あっという間に時間が過ぎていく。谷、沢沿いの花が多いことから、目立った沢はないが伏流があるようだ。沢でよく見るミソサザイの美声が谷に響いていた。ネコノメソウが3種類あり特に、コガネネコノメの花が見頃で目を引いた。


コガネネコノメソウ


ニッコウネコノメ


コガネネコノメソウ

 
ヤマネコノメソウ   ヤマエンゴサク

 
ミヤマカタバミ

このルートの楽しみはやはり、トウゴクサバノオに会えることだ。三重県内では中部以北の数カ所で見られるが、各生育地の個体数は少ない。

 
トウゴクサバノオ

 

 

 
ヒメレンゲ   セントウソウ

 
シロバナネコノメソウ   ハシリドコロ


エイザンスミレ

 

 
ショウジョウバカマ     山頂

| ページ1 | ページ2 |

機材  OLYMPUS E-M1U& E-M5U 75-300mm、45mm、12-100mm