概要 この時期の入道はそれなりに春の花が楽しめる。それだけなら井戸谷を登ればいいが、少し変化を持たす山行にしたかったし、トウゴクサバノオを見たかったので滝ケ谷を登りに使った。天候にも恵まれ山頂は登山者で賑わっていた。巷にはびこる感染症は、登山にはあまり影響がないみたいだ。花は、ミノコバイモ、キクザキイチゲ、トウゴクサバノオ、ミヤマカタバミ、シロバナネコノメソウ、ヤマネコノメソウ、スズシロソウ、ハクサンハタザオなど。 鳥はさえずりやドラミングは聞こえたがなかなか姿が見えず、コゲラだけ撮影成功。多分、アカゲラ、コゲラ、ウグイス、姿が見えたのはコゲラ、シジュウカラなど。
アプローチ 井戸谷一台に車を置き、小岐須渓谷に向かった。
滝ケ谷 この谷からはいったのはトウゴクサバノオの調査とコースに変化を持たせたからだ。トウゴクサバノオは小さな群落だが咲いていてくれてうれしかった。滝ヶ谷は難路とされるが谷筋は鎖やロープが設置されている。谷から杉の植林帯に入るとひたすらの登りで、落葉樹林に入るとやがて池ケ谷ルートに合流する。


トウゴクサバノオ
池ケ谷の上部は傾斜が緩み落葉樹林で雰囲気が良くなる。鳥たちも活発に飛び回っていて、かろうじてコゲラが撮影できた。

コゲラ
入道ヶ岳 山頂は登山者で賑わっていた。季節がいいし、新名神鈴鹿PAから数分で登山口の駐車場に到着できるので、登山者が増えたのかもしれない。山頂のアセビに群落は県指定の天然記念物で、花が咲き始めていた。これからが楽しみだ。

アセビの群生と鈴鹿山脈の盟主御在所岳と鎌ケ岳

登山者で賑わう山頂
井戸谷 さて下山は花の多い井戸谷を下った。登りに使っても良かったが、陽射しによる気温上昇が花の開花を促すことを期待し帰路に使った。ミノコバイモ、キクザキイチゲには少し時期が早いかと思ったが、期待通り花が開き始めていた。希少な花なので大切にした。

ミノコバイモ


ミヤマカタバミ キクザキイチゲ

ヤマネコノメソウ イワボタン

シロバナネコノメソウ

トウゴクサバノオ

ジロボウエンゴサク
機材 OLYMPUS E-M1U& E-M5U 75-300mm、60mm、12-100mm、TG5
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