■富良野岳(十勝連峰) 2019年7月3日 No.1231 |
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稜線に出ると花が多くなってきた。赤茶けた火山の砂礫が堆積した地層で、育ち植物も限られてくる。八ヶ岳によく似た地質で、育つ植物もよく似ている。イワウメ、イワヒゲ、エゾノツガザクラ、キバナシャクナゲがよく目に付いた。
草付き斜面には、チシマノキンバイソウ、エゾコザクラ、エゾノハクサンイチゲが群生していた。田中澄江さんは、「富良野岳のいただきからまっすぐに下降する山腹一面が、エゾノハクサンイチゲの大群落で覆われ、十勝連峰の重なりあう紫紺の峰々を背景に、色も鮮やかな純白に咲き盛っている。この花の豊かさを松浦武四郎も見たであろうかと思い、もしそうであれば、伊勢の狭い谷にはない眺めは、どんなに大きなおどろきであったろうかと思った」と綴っている。
15時過ぎに山頂に到着するとガスが晴れてくれた。花の時期に合わせると天候があまり良くない。青空は初日に無理をして登ったご褒美だったようだ。
16時過ぎに山を下り始め、2時間で登山口に戻った。今夜の宿は連泊予定のフラヌイ温泉という民宿で、登山口から30分で到着した。食事は町に出て焼き鳥屋で食事した。やっている店が少なかった。 | ページ1| ページ2 | Camera E-M5U &PENF lens12-40mm &114-150mm | |
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