■五竜岳(北アルプス)2019年4月20日 No.1207 ギャラリー |
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五竜に十数年来となるが、白岳の山腹の草付きの斜面はよく覚えている。積雪期は急な斜面となり美しい曲線を描いている。先行者のトレースに沿って登った。雪の状態はまずまずで急傾斜だがそれほど不安はなかったが、踏み抜いてバランスを崩すと危険だ。
白岳経由すればいいが、時間節約で斜面のトラバースに進んだ。先行しているトレースのルートがあまり良くなく、傾斜の弱点を突いていない。しかも雪が緩んでいて油断をすると踏み抜いてしまう。前を行く4人パーティが苦戦していた。それよりも時間にゆとりがなくなっていて、足の速いNくんに行ってもらうことにして、私はトラバースを戻って、今日の目標を白岳にした。
白岳に登ると素晴らしい展望が待っていた。立山と剣、唐松、白馬方面、妙高と火打が一望できた。山頂に向かったNさんが心配だったので、望遠レンズで覗いて現在位置を確認していた。岩峰のトラバースで動きが止まり苦戦しているようだ。後で話を聞くとやはりそうで、ダブルアックスでないと太刀打ちできなかったそうだ。山頂で16時まで粘ったが体が冷えてきたので引き返すことにした。
日没に追われて下山し、西遠見で待ってNと合流しテントに帰った。風が強まるといけないので、テントの周りの雪を積み上げて補強した。
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2019-4-20Copyright (C) 2019 k.kanamaru. All Rights Reserved. |