
綿向山登山口
綿向山山麓接触変成岩(天然記念物)の標識が登山口の手前にある。綿向山に登るのは実に19年ぶりだが、先々週に国定公園事業の取材でここに来ていた。この辺りは古生層に花崗岩が貫入した変成岩地帯だ。登山口を入ると過去の記憶が浮かんできた。何合目を表す道標があったこと、山小屋があったこと、ブナ林、山頂からの展望など、断片的でつながりがない。
アザミ小屋 気温は低かったが、風も少なく穏やかな気候で山歩きには都合がよかった。樹林帯をジグザグに登り作業道を横切るとあざみ小屋が現れ、中に入って小休止した。途中で京都からのグループを追い越したが、途中で小休止を入れたようで、小休止中に小屋には来なかった。

五合目小屋 あざみ小屋から少し登ると五合目小屋がある。これは記憶に残っていた。19年前の写真を見返すと小屋は改修されたようだ。

行者コバ 五合目小屋からまた少し登ると行者コバに出た。やはり個々は修験の山らしい。この辺りアkらブナの落葉樹林となる。霧氷がついていた。紅葉が終わるとモノトーンの風景になるが、霧氷がつくと花が咲いたようできれいだ。



綿向山 以前は山頂手前から急な階段を上った記憶があるが今は、そのルートは止められていた。山頂には何人か集っていた。少し風があったので、ケルンの裏に入り雨乞い方面の展望を楽しみながら昼食をとった。

北尾根


さて帰路だが、このまま引き返してはあまりにも芸がないので、竜王経由で下りることにした。北尾根の霧氷がきれいだったのでそれに惹かれたこともある。


やせ尾根にはシャクナゲが多かった。 右:ネズ

竜王山 縦走路は急傾斜のアップダウンがあった。雪がついていたので滑りやすかった。途中のピークで休憩を入れ1時間強で竜王山に到着した。南に展望が開けていた。あまり特徴のない山だが、山名から推測するとやはり修験の山なのだろうか。帰路はジグザグで急降下すると30分で林道に下りた。ここが登山口らしい。あとは車道をあるいて出発地点に戻った。

