
孫太尾根 青川と静ヶ岳、銚子岳
丸山 最初の花の見所は、植林帯を抜けたところの石灰岩のごろつく岩場。この時期ならヒメウズ、ヤマネコノメソウ、タチツボスミレが咲き始めているはず。ヒロハノアマナはすこし時期が早いかと思ったが、ここ数日は気温が高めで天気が良かったので、アマナが花を開いていた。丸山まではアマナを気にしながら登った。ピーク手前で中年のご夫婦が立ち往生していた。全身がしびれてきたようで困っている。急に汗をかいたので足がつり出したのかとも思ったが、全身がしびれているとのこと。病気かもしれないと思い、遭難対策委員長に連絡し様子を見ることにした。しびれはあるが意識と言葉はしっかりとしている。どうも熱中症のような症状なので、塩分と水を補給し、体を冷やすことにした。それが功を奏し回復の兆候が見られたのでよかった。

セツブンソウ
丸山に行くとたくさんのセツブンソウが咲いていた。例年よりも多いように思った。花が丁度見頃を迎えていて、しばらく時間を割いて撮影に専念した。

ヒロハノアマナ ヤマネコノメソウ

タチツボスミレ ヒロハノアマナ

セツブンソウ
草木の手前まで来るとミスミソウが咲いていて。例年通りの場所だ。花はそれほど多くないが、ピンク色のがあるのがうれしい。ミスミソウは花の色の変化が多い種で、ミスミソウの敵地である日本海側では多様な色が楽しめる。

さて次のお目当てはフクジュソウだ。山頂直下の群生地はどうだろうか。とにかく行ってみないことにはわからない。草木からみる山頂は随分遠くに見える。


多志田山 まずは多志田山まで登る。ここからは県境稜線で少し残雪があった。鞍部からの山頂にかけては急傾斜だ。上部は石灰岩が多く、その辺りにフクジュソウは咲いている。丁度見頃だった。

尾根のブナ 県境稜線から見る山頂

たっぷりと撮影し山頂に上がって昼食休憩にした。山頂台地は残雪があり、この季節ならではの風景が広がっていた。
藤原岳 藤原岳も南面を見ると岩場が見えているので、ちょと違ったイメージの山に思える。山頂直下は急登がだが、この日はよく乾いていたので登りやすかったが、雨の後だとスリップして大変登りにくい。



藤原岳
