Summary 錦秋の御池岳に入山した。平野部は天候はまずまずだったようだが、山は低気圧の通過の影響を受け、高度を上げるほど天候が悪化し御池岳を目前にし、土倉岳から引き返した。しかし、小又川や尾根のブナの紅葉は素晴らしく、自然の恵みを少しいただき帰路についた。バリエーションルートの面白さが満喫できた。
Approach 御池林道が通行不能だそうで、今回は、ノタノ坂から入山し土倉、御池を巡りT字尾根で下山する計画だ。紅葉はすでに中腹が見頃となり、谷と尾根歩きに分がありそうだ。小又谷林道分岐までは問題なく通行できた。駐車場には登山者の車が1台泊まり出発の準備をしていた。天気は下り坂だそうで、ベストシーズンにもかかわらず入山者は少ないだろう。
小又谷林道を歩き始める。当初はノタノ坂から尾根を南西尾根を歩くつもりだったが、小又谷の紅葉が見頃だったのでそのまま林道の終点まで進み、土倉の西尾根の取り付く。尾根の末端の急登だが次第に傾斜は緩み歩き安くなる。ブナ、ミズナラ、リョウブに黄葉がきれいだ。コハウチワカエデの赤色がアクセントになっていた。植林も少しは残るが山頂まで落葉樹林が続く。



土倉南西尾根のブナ林

上部はブナが多くなる シロモジ
西尾根は上部に行くにつれガスが濃くなってきた、風も出始めている。どうやら前線が通過したようだ。天候は悪化の一途だが、とりあえず土倉のピークを踏んでから、行程を変更することにした。

ブナの紅葉
土倉岳 9時過ぎに土倉岳に到着した。時間はたっぷりあるが、雨がぱらつき風も出てきたので、御池には行かずにここで引き返すことにした。西尾根を下りT字尾根にスイッチするつもりで地形図を見ながらくだったが、思ったより傾斜がきつく、谷も深そうだったので尾根に引き返し下った。地形図上は問題なかったが、細かいところまでは、地形を把握できなかった。


小又谷に下ると少し日差しが漏れた。少し未練があったが、小又谷の紅葉を楽しみながらゆっくりと下った。





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