プロローグ ルート変更のため、野原から入ることにした。七洞岳は大紀町の山として大切にされよく歩かれている。道標もしっかりとしていて安心できる。大紀町からは5本のルートが設定されていて、前回は藤コース往復で紹介したが、今回は山頂まで最短の大栃コースを使った周回とした。最も最短は度会町から新藤越林道を使ったルートで、山頂直下まで林道を利用するものだ。

白滝口にある案内図

林道脇にある白滝
山の神 山の神駐車場は二カ所ある。駐車場脇に山の神が祠に祀られている。しばらく林道を進むと山小屋があり山道に入る。一帯は植林帯だが、手入れが行き届き美しい。湿度気温とも高いのでヤマヒルに注意して歩く。やはりいた。
山の神

山小屋
登山口から休憩を入れ約50分で稜線に出た。とにかく湿度が高くて暑い。稜線はアセビ、カシ、シキミなどの常緑樹には座って、シデ、シロモジ、コナラ、ヒメシャラなどの落葉樹林が続く。しばらく登ると左手にのぞき岩がある。展望の良いところだ。周囲は断崖になっている。帰路に新藤越林道を走ってみたが、林道からも確認できた。

美林が続く のぞき岩
のぞき岩から山頂までは約20分。展望所が二カ所あった。山頂に上がると風がよく通り涼しかった。雲が多く、空気の明瞭度も低く撮影に苦労する。傍らにあるヤマボウシの実が大きくなり始めていた。

山頂からの展望

ヤマボウシ
帰路はどのコースも共通で途中、板取、藤コースが分岐する。ここは白滝口に降りる。やせ尾根で岩の多い稜線だ。展望は一カ所あり、山頂が少し見える。以外とヒメシャラが多い。春はシャクナゲも咲くようだ。




藤コース分岐から30分で白滝口登山口に到着した。

